おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

2歳からできるドリル

最近息子とドリルを始めました。やんちゃ盛りではあるものの、じっと座って机上の紙と向き合う時間も持ってほしいので、試しに取り入れてみました。くもんやこどもちゃれんじも気になりますが、もっと気ままにやりたいので単発のドリルから。
最初に買ったのが、学研と公文のシールドリルです。

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左の学研のシールドリルの方が、数の概念をテーマにしていて知育寄りです。

でもマロが好きなのは断然右。全ページ乗り物に絡めた課題ばかりの、公文の『おやこのファーストステップ シール貼ってみよう(のりもの)』です。
こちらはそのうちの1ページ。片側2車線のところを3車線にしてしまって、大事故寸前となっている息子作のアートワークです。

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そして私が良いなと思ったのがこれ。

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シール以外に、ページを折ったり切ったり、塗り絵や迷路のページもあります。一度きりのページもありますが、繰り返し使えるページもあり、バランスが良いです。そのため、どんな作業が好きかが把握できます。息子の場合、シールとはさみが大好き、言語表現が得意。逆に塗り絵や迷路は、ぐちゃぐちゃにしてしまうだけでまだまだ。ドリルのバリエーションを広げるには、鉛筆やくれよんなど、筆記用具に慣れる必要がありそうです。

この手のドリルは、遊びの延長なので、始めるとどんどん進めてあっという間に終わってしまいます。もったいないように感じますが、いずれ成長すると、歪んだシールを貼り直したり、ぐちゃぐちゃを塗り直したりするのかも、と期待してしばらく取っておくことにします。

 

イヤイヤ期考察:イヤイヤには2つのステージがある

息子を観察していて、イヤイヤには大きく分けて2つのステージがあることに気が付きました。

ステージ1: 子どもに要求があるが、それを親が叶えたくない、あるいは叶えられない時のイヤイヤ
ステージ2:とにかく何もかもがイヤイヤ

ステージ1に分類できる具体的なイヤイヤを挙げてみます。子どもはお菓子を食べたいが親があげたくないとき、子どもが着たい服と親が着せたい服が違うとき、子どもは自分でやりたいが、それをやらせていると遅刻しそうなとき。こういったケースがステージ1です。子を持つ親であれば誰しもが経験します。
ステージ2は、子どもの具体的な要求がはっきりせず、何もかもはねつけてしまうようなケースです。癇癪に近く、親としても手に負えないと感じるイヤイヤです。イヤイヤというか「ヤダァァァァ!!!ギャァァァァ・・・」と言った感じ。私はファイナルファンタジーでいうところのバーサク状態と呼んでいます。
親からすると、ステージ1になった時に(げっ、また始まった)と思い、ステージ2に突入すると(もうこうなったらだめだ、困った)となるのではないかと思います。ステージ1と2が地続きに見えます。
ところが実際は、ステージ1と2はなだらかに繋がっているわけではないと私は考えています。子ども自身にとっては明確に違います。
ステージ1のイヤイヤは、大人が言うところの「ビミョー」と置き換えられます。「昼パスタでいい?」「えー、それビミョー」のビミョーです。「じゃあカツ丼にしようか」「それともおやつにしちゃおうか」と現実的な代替案を出して、それが気に入れば消えるイヤイヤです。
一方のステージ2においては、子どもはおやつもおもちゃもどんな代替案も耳に入らず、大きなフラストレーションを感じているのに、最早何が嫌なのか自分でも分からずコントロールを失っています。まさにバーサク状態です。バーサク状態の時の子どもは、理解されない寂しさや行き場のない怒りにあふれ、圧倒的な辛さを感じています。この辛さが決定的にステージ1と違うところです。ビミョーなんていうものではありません。コントロールできない分、接している親以上に辛い思いを抱えています。

このようにステージ1と2は違うものですが、ステージ1での対応を誤ってしまうことがきっかけとなって結果的に2に進化する場合が多いです。

ステージ1の万能薬はもちろん子どもの要求をかなえてあげることですが、常にそれができるとも限りません。そんなときは子どもに理解を促したり、魅力的な代案を速やかに提示することで、イヤイヤをステージ1で止めることができます

子どもがステージ2に突入してしまった場合の攻略法は、まだ発見していません。
私の記憶にある限り、マロは過去2回バーサク状態になりました。1回はひどく泣きわめいた結果食べたものを戻し、もう1回は大事なおもちゃを投げて暴れました。見ていて痛々しいほどの怒りと悲しみに満ちていて、どんな言葉も届かず、別人になってしまったようでした。私にできたのは、ぎゅっと抱きしめてあげて、ただ収まるのを待つことだけ。未だにどうすればよかったのかさっぱりわかりません。

コントロールできないイヤイヤは、親にも子どもにもしんどいものです。起こってしまう前のステージ1での対策を充実させることしかしていませんが、今のところステージ2の出現は2回にとどまっているので、それなりには食い止められているようです。

【絵本レビュー】いつまでも読み聞かせたい『のっぽのスイブル155』(こもりまこと)

今回は私も息子も大好きな、こもりまことさんの絵本の紹介です。最近読んだ『のっぽのスイブル』がとっても良かったです。

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長い間使われずに眠っていた建機のスイブルが、ある日おじさんたちに連れ出されて整備されます。整備場では、他の建機とあまりに見た目が違うことで、スイブルは気まずい思いをします。整備されて連れて行かれた川で水に入った瞬間、自分が世界でも珍しい、水陸両用ブルドーザーであることを思い出す、というストーリーです。

絵本の最後に、この『のっぽのスイブル』が実話に基づいていることが明かされています。東日本大震災で崩壊した港や橋の復旧のため、数十年前に製造した水陸両用ブルドーザーのうちの一台を、コマツが特別に修理。ほぼ新品の状態にして、被災地の復興に役立てました。

この絵本を読むまで、そんなことがあったことすら私は知りませんでした。それを知って読むと、ところどころ、絵本の中に震災の気配が描かれていることが分かります。2歳の息子は、今は単純に大好きな働く車の絵本として楽しんでいます。2011年に起こった震災のことは当然知りません。この『のっぽのスイブル155』を通じて、いつか教えられたらと思っています。

こもりまことさんの絵本は、ストーリーのみならず絵も素晴らしいです。こちらは別の絵本の1ページですが、このモーターグレーダーの美しさ!色気すら感じます。働く車好きなら、ぜひ手に取ってみてほしい作家さんです。

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【絵本レビュー】絵本嫌いな子でもきっと好きな『ノラネコぐんだんシリーズ』

今回は、私があまり好みではない絵本のレビューです。ちなみに息子は大好きな絵本です。以前に紹介した『ピヨピヨシリーズ』を描いた工藤ノリコさんの『ノラネコぐんだんシリーズ』です。

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好奇心旺盛なノラネコぐんだん。やりたいことやほしいものを見つけると止まりません。いつも手を出して大失敗、ワンワンちゃんに怒られます。最後に、ノラネコぐんだんが埋め合わせでワンワンちゃんのお手伝いをするところまでがお決まりで、おそらくほとんどのシリーズがこのパターンだと思われます。

私がこの絵本で今ひとつだなと感じるのは、絵でもストーリーでもなく文章です。文章のほとんどが、ノラネコぐんだんやワンワンちゃんの会話文と「ドッカーン」「ドバーッ」などのオノマトペで構成されており、状況説明文が少ないのです。そのため、どこか読み上げづらくて漫画的な印象を受けます。もちろんそれが悪いとは思いませんが、マロには当面は教科書的な日本語を吸収して欲しいので、私が今彼に触れて欲しい本とは違います。
そんな親の心子知らず、息子はノラネコぐんだんシリーズが大好きです。一時期は毎日「これ、よんでー」と持ってきていました。
子どもにとってはクセになる展開のようで、絵本嫌いな子どもでも漫画感覚で楽しめそうです。

【おもちゃレビュー】カード遊びにかるたを活用(のりものしゃしんかるた)

息子にテレビ電話した時に、スマホ画面に現れた私の顔を見た瞬間に「ちがう、はしご消防車の動画」とチェンジをかけられました
マロはお母さんよりも働く車のことが好きです。
そんなに好きならと、働く車のカードでカード遊びをしてみることにしました。定番のくもんのカードが候補だったのですが、旅行先に持っていけるサイズが良かったので、思いつきでかるたを活用することにしました。

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我流ですが、カード遊びでは絵札の方だけ使います。このように絵札を並べ、親が言った車の絵札を順番に取ってもらいます。

f:id:yucarix:20180106180659j:imageカード遊びで素晴らしいのは、自然と出題者と回答者としての対話が生まれるところです。繰り返すことで確実に習熟し、達成感を得られるのも子どもにとって重要です。カード遊びをうまく使って、IQを上げることもできます。が、個人的にIQは人生においてあまり意味がなかったなと感じているので、今のところマロを訓練する予定はありません。
慣れてきたら、カードを1枚ずつ見せて名前を言わせたり、本来のかるたとして使うのもありです。

このかるたはなかなか充実していて、例えば観光バスと路線バス、地下鉄と電車が別々になっています。マロは1歳後半から自分で「カードやろー」と並べて、こういった紛らわしい車も見分けられるようになりました。

かるたをAmazonで探してみると、動物かるた、恐竜かるた、電車かるた等色々な種類が出てきます。かるたであれば確実に50近くの絵札が手に入りますし、フラッシュカードよりも安価です。子どもの興味に合わせて選ぶと、効率的にカード遊びを楽しめそうです。

ちなみに、このようにレーシングカー・スポーツカー・乗用車を並べて教えていたのですが、息子が駐車場で「スポーツカー!ふつうのくるま!スポーツカー!ふつうのくるま!」と指を指すようになってしまい、勘弁してくれと思ったのでした。

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私が買ったかるたがこちらです。

www.kinnohoshi.co.jp

最近こんなものも見つけました。81枚のリングカード。欲しい。

www.jigsaw.jp

アンパンマンのいないノーパンマン生活 (キャラクター無し育児について)

我が家では、ごく一部の例外を除き、キャラクターものを育児から遠ざけています。アンパンマングッズは家になく、アンパンマンのアニメも息子は見たことがありません。ディズニーやピクサーのアニメも見ていないし、動いているトーマスも彼は知りません。
保育園に通っているので、こういったキャラクターの存在は知っており、むしろ好きそうです。それでも私がキャラクター無し育児を死守しているのには、理由があります。

 

リビングの景観が乱れる
我が家には子ども部屋がなく、リビングの一角を子どもエリアとしています。親も長時間過ごすリビングにアンパンマンがいると、インテリアも台無しだし大人がリラックスできません。

おもちゃ選びの効率が悪くなる
例えば、アンパンマンのままごとおもちゃを買い与えたとします。子どもがそれを気に入ったとして、それがままごとが好きだからなのか、単にアンパンマンだからなのか、検証しにくくなってしまうと私は考えています。もしマロにトーマスのおもちゃを与えていたら、彼が好きなのがトーマスなのか、蒸気機関車なのか、列車一般なのか、すぐには気が付けなかったでしょう。
キャラクターものには魔力があり、魔法はいつかとけます。いずれ子どもはアンパンマンやトーマスから卒業し、それと同時に、そのおもちゃに見向きもしなくなるのです。キャラクターものを買い始めると、子どもに適したおもちゃにたどり着くまでに無駄が多くなります。

時間がもったいない
息子と私との時間は、実質平日の夜1時間程度と、土日しかありません。絵本を読みたいし、レゴも一緒にやりたいし、大好きな電車も見に行きたい。英語の時間も持ちたいし、もうそろそろ文字も教えたい。アニメを毎日観せたり、アンパンマンミュージアムに連れて行く時間が単純に惜しいのです。
息子の時間も限られています。アンパンマンを与えると喜ぶことは知っていますが、でももっと広がりのある世界に関心を持ってほしいと私は思っています。

 

アンパンマンやトーマスの悪口ばかり書きましたが、キャラクターものが魅力的であることは知っていますし、そこから学べることもあることも理解しています。
それでも、キャラクターでごちゃっとすることのない今のノーパンマン生活の方が、私は居心地が良いです。
息子がキャラクターを求めるようになったらどうしよう、と懸念していたのですが、それは杞憂でした。キャラクターものを積極的に家に持ち込まなければ、そういうものだと思うのか、一度も欲しがったことはありません。電車や働く車や絵本など、息子を魅了するものは他にもたくさんあります。もしいつか強く求める日がくれば別ですが、それまではキャラクター無し育児を続けたいものです。

2歳男児へのクリスマスプレゼント

興味関心がはっきりしてきた2歳のクリスマス。クリスマスプレゼントは悩みに悩んで、ジャノーのウクレレにしました。
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赤ちゃんのころから何故だかバイオリンが気になるらしいマロ。バイオリンのおもちゃで良さそうなものがなかったので、それなりの音が期待できそうなウクレレにしました。
弾力がある弦で指も痛くないし、なかなか良い感じで響きます。チューニングもできます。おもちゃと本格的な楽器の間という感じでしょうか。
マロは「見て見て!ギターだよ!(違う)」と嬉しそうにジャカジャカ弾いてくれているので良かったです。
バイオリンへの興味が続くようであればそのうち習わせてもいいかな、と思っているのですが、それまではウクレレで弦楽器に馴染んでくれたらと思っています。

同じくジャノーのパズルワールドマップもいつか欲しい。

item.rakuten.co.jp


義両親からは、レゴシティのポリスヘリコプターとポリスカーセット。最近プロペラにぞっこんのマロはヘリコプターに歓喜ワイルドに遊んでいるとパーツが取れますが、それを修復することもブロック遊びの入り口になりそうなので、逆に良さそうです。以前に書きましたがレゴデュプロの食いつきが悪かったので、我が家はいきなりレゴシティから入ることにしました。親も組み立てて楽しめるので、一石二鳥。他にクリスマスプレゼントの候補にしていたのが、ほぼ日アースボールです。ビニール製の地球儀で、アプリをダウンロードしてタブレットをかざすと、ARで各国の情報や、生息していたとされる恐竜が見られます。未来を感じる夢のような地球儀ですが、まだARのコンテンツが少ないのと、今からタブレット漬けになるのもなんだかな、と思って見送りました。

earthball.1101.com

2歳と言えば、のバランスバイクも候補でした。ところが、公道を走れないため広い公園まで運ばなければなりません。面倒になって使わなくなる気がして、これも見送りました。

それにしても、子どもへのプレゼント選びは本当に楽しいものです。大人へのプレゼントだと、貰っても困らないものを選びがちですが、子どもへのプレゼントは、もっと喜んでくれそうなものはどれだろう、とわくわくします。
まだ気が早いですが、3歳のクリスマスには何をあげようかなあ、と考えています。

 

パズルで遊ばなかった息子が40ピースを仕上げられるようになった

パズルは空間認識能力を磨くうえで絶好のおもちゃ。安価で何度でも遊べますし、コスパの良い知育玩具です。何より、手軽に成功体験を積み上げられます。

私はパズルが好きで、息子にも将来的にパズルをやってほしいと思い、0歳からピックアップパズルを買っていました。しかしながら本人はほとんど興味なし。

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1歳半になって買ったのが、定番のくもんのパズル。2ピースから6ピースまでのパズルがセットになっていて、少しずつステップアップできるように考えられています。紙製ですが、ピースが合うとカチッと綺麗にはまって気持ち良いです。1セット1,500円と割高感はあれど、質の高さが伺えます。
マロが大好きな乗り物のパズルとあって、それなりに興味を持ちはするものの、うまくはまらないと「できなかった!できなかったー!」と叫んで投げ出してしまいました。
2歳過ぎてもあまり進歩は見られず、(もしかしてパズル苦手・・・?)という懸念が生まれました。

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思うところあって買ったのが、アポロ社のピクチュアパズル300円。9ピースありますが、これだと一度で完成させられました。くもんのパズルとの違いは、絵ではなく写真であること。そして、パズルに枠があることです。
リアル志向のマロは、デフォルメされた乗り物よりも写真の方が好みです。さらに、ピースだけの枠無しパズルよりも、枠有りパズルの方がゴールとしての完成図が見えるので、格段に取り組みやすいようでした。

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逆に、大好きな絵で枠有りのパズルであれば、難易度を上げてもできるのか実験したくなり、次に買ったのが増田屋のチャギントンパズルです。ガツンと40ピース。こちらも300円です。さすがに厳しいかなと思ったのですが、なんと1回手伝っただけで自分でさくさく仕上げられるようになりました。

このパズルは、それぞれのキャラクターが小さく描かれているのもポイントです。ピース数は多くても絵柄が細かいため、1ピースあたりの情報量が多く、手がかりを見つけやすくなっています。同じ40ピースでも大きな絵柄だと難易度が上がります。

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振り返ると、ピックアップパズルもくもんのパズルも、息子にはあまり意味をなしませんでした。段階を踏ませるより、枠付きのパズルをいきなり与えて、大好きな絵を完成させる喜びから入った方が、安上りで効率的だったのは間違いありません。

少ないピースのパズルからステップアップさせるのもひとつですが、パズル遊びに手こずっている子には、こんなアプローチもありかもしれません。

 

www.masudaya.com

 

 

イヤイヤ期は予防できるか(2歳3ヶ月途中経過)

2歳といえばイヤイヤ期。この噂に聞く魔の時期が恐ろしく、なんとか回避・予防することができないか、1年以上前から模索してきました。
今2歳3ヶ月の息子ですが、今のところまだイヤイヤ期は到来していないようです。というよりも、瀬戸際で食い止められているといった方が正しいかもしれません。

まだ前頭葉が成熟していない幼児は、自分の欲求を抑えることができないので、イヤイヤが発動するのは生理現象のようなものです。ところがそのイヤイヤが恒常化してイヤイヤ「期」になるのには、条件があります。それは、

①親との信頼関係が確立していないこと
②子どもの自我の発達に言語能力が追いついていないこと

この片方、あるいは両方のせいでイヤイヤは長期化します。逆に、親との信頼関係が強固で、さらにある程度の言語能力があれば、イヤイヤ期は訪れないというのが私の仮説です。

我が家では、とにかくマロと対等に言葉でコミニュケーションを取ることを心がけています。親は話せば分かってくれる相手である、と彼が信じていて、さらに彼自身に話す能力があれば、自ずとイヤイヤではなく会話で解決しようと思ってくれるはずだからです。

実際、マロは会話に貪欲です。自分で助詞や時制の誤りを言い直すこともあります。伝わっていないと気付くと「ちがう」と否定して別の表現をしてきたりもします。まだ語彙が狭いため上手に言えないときもありますが、感情的になる前に親がサポートして、言語化する習慣を身に着けられるようにしています。

欲求や主張が強くなってくるのは成長の証です。イヤイヤが顔を覗かせたとき、(また始まったか・・・)と思うとそれはイヤイヤ期への入り口ですが、子どもと一緒に問題を解決するチャンスと捉えると案外楽しみだったりします。マロはだいぶ話せるので、そんな幼児らしいイヤイヤも減って来てちょっと寂しい部分もあったりします。
息子の経過やイヤイヤ期の考察についてはまた書きたいと思います。

【おもちゃレビュー】ミニカー遊びがもっと楽しくなるカーキャリア(siku社の車両運搬車)

常々、ミニカーで遊ぶ息子の様子を見ていて、もっと遊び方を広げて、ミニカー遊びにのめり込ませることができるのではないか、と考えていました。
先日おもちゃ屋さんのプレイエリアで、マロがトレーラーにひたすらミニカーを積んでいるのを見て、そのヒントを掴んだ気がしました。そのトレーラーでも良かったのですが、せっかくなので専用のカーキャリアを探して与えてみることにしました。
あくまでミニカー遊びを盛り上げてくれる小道具にすぎないので、私は2,000円台くらいまでを予算に、手頃なカーキャリアのおもちゃを探していました。
ところが、イクメンに相談すると、以下のような注文をつけられました。

・車両部分と荷台が一体化しているものではなく、独立して動くものがいい。分離できるとなお良し。
・安いプラスチック感があるものは避けたい。
・荷台の車が滑り落ちないように、車止めが欲しい。
・タイヤはゴムがいい。

おもちゃの車ひとつ買うのに、このこだわり・・・。マロのリアル志向は、間違いなく父親譲りです。
私は正直、トミカの2,000円のカーキャリアでいいだろうと思っていたのですが、イクメンに秒速で却下されました。上記の条件をひとつも満たしていないからです。

そこからはひたすら検索です。この世で一般に売られているカーキャリアというカーキャリアは、全て見たのではないか、というくらい探しました。それでも理想のカーキャリアは見つからず、「もう我々の求めているカーキャリアはこの世に存在しない。妥協できないなら、いつか発売される日を待つしかない。」というところで一旦着地しました。
ところが、たまたま行ったおもちゃ屋で、ぴったりのカーキャリアを見つけてしまいました!以前も書いたドイツのsiku(ジク)社の車両運搬車です。

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さすがジク、とにかくカッコいいです。ジクのミニカーが2台ついてきますが、トミカもばっちり乗ります。
可動部分も必要十分。スロープでスムーズに車を積載できます。もちろん車止めもついているので、正しい位置に置けば滑り落ちてきません。

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こうやって上の荷台を下ろすと、大きな車両も載せられます。試しにはやぶさを載せてみました。後ろのストッパーも立てられるので、落とさずに安定して走行できます。

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正面から。安心と信頼のメルセデス・ベンツ。車両と荷台は簡単に分離できます。もちろんタイヤはゴム製です。ストレスを感じずに動かせる高品質。
ちなみに私がカーキャリアにはやぶさを載せる際、息子が「やめな、やめな、ちがうよそれ」と嫌がりました。どこまでもリアル志向で夢がない2歳児です。

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 写真だと伝わりにくいですが、荷台部分も含めて大部分が金属製で、高級感がすごいです。実際高級で6,480円もしました。トミカ20台分です。2,000円の予算を派手にオーバーしましたが、これ以上のカーキャリアはきっとなかったと思うので、後悔はしていません。

何より、思惑通りに、マロのミニカー遊びの時間がぐっと長くなりました。ミニカーをあれこれ積み替えたり、車を落とさないような安定した走行を工夫したり。
ミニカー好きな子どもは、カーキャリアおすすめです。きっとミニカー遊びがもっと楽しくなります。

ec.bornelund.co.jp