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【絵本レビュー】絵本嫌いな子でもきっと好きな『ノラネコぐんだんシリーズ』

今回は、私があまり好みではない絵本のレビューです。ちなみに息子は大好きな絵本です。以前に紹介した『ピヨピヨシリーズ』を描いた工藤ノリコさんの『ノラネコぐんだんシリーズ』です。

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好奇心旺盛なノラネコぐんだん。やりたいことやほしいものを見つけると止まりません。いつも手を出して大失敗、ワンワンちゃんに怒られます。最後に、ノラネコぐんだんが埋め合わせでワンワンちゃんのお手伝いをするところまでがお決まりで、おそらくほとんどのシリーズがこのパターンだと思われます。

私がこの絵本で今ひとつだなと感じるのは、絵でもストーリーでもなく文章です。文章のほとんどが、ノラネコぐんだんやワンワンちゃんの会話文と「ドッカーン」「ドバーッ」などのオノマトペで構成されており、状況説明文が少ないのです。そのため、どこか読み上げづらくて漫画的な印象を受けます。もちろんそれが悪いとは思いませんが、マロには当面は教科書的な日本語を吸収して欲しいので、私が今彼に触れて欲しい本とは違います。
そんな親の心子知らず、息子はノラネコぐんだんシリーズが大好きです。一時期は毎日「これ、よんでー」と持ってきていました。
子どもにとってはクセになる展開のようで、絵本嫌いな子どもでも漫画感覚で楽しめそうです。