パズルで遊ばなかった息子が40ピースを仕上げられるようになった
パズルは空間認識能力を磨くうえで絶好のおもちゃ。安価で何度でも遊べますし、コスパの良い知育玩具です。何より、手軽に成功体験を積み上げられます。
私はパズルが好きで、息子にも将来的にパズルをやってほしいと思い、0歳からピックアップパズルを買っていました。しかしながら本人はほとんど興味なし。
1歳半になって買ったのが、定番のくもんのパズル。2ピースから6ピースまでのパズルがセットになっていて、少しずつステップアップできるように考えられています。紙製ですが、ピースが合うとカチッと綺麗にはまって気持ち良いです。1セット1,500円と割高感はあれど、質の高さが伺えます。
マロが大好きな乗り物のパズルとあって、それなりに興味を持ちはするものの、うまくはまらないと「できなかった!できなかったー!」と叫んで投げ出してしまいました。
2歳過ぎてもあまり進歩は見られず、(もしかしてパズル苦手・・・?)という懸念が生まれました。
思うところあって買ったのが、アポロ社のピクチュアパズル300円。9ピースありますが、これだと一度で完成させられました。くもんのパズルとの違いは、絵ではなく写真であること。そして、パズルに枠があることです。
リアル志向のマロは、デフォルメされた乗り物よりも写真の方が好みです。さらに、ピースだけの枠無しパズルよりも、枠有りパズルの方がゴールとしての完成図が見えるので、格段に取り組みやすいようでした。
逆に、大好きな絵で枠有りのパズルであれば、難易度を上げてもできるのか実験したくなり、次に買ったのが増田屋のチャギントンパズルです。ガツンと40ピース。こちらも300円です。さすがに厳しいかなと思ったのですが、なんと1回手伝っただけで自分でさくさく仕上げられるようになりました。
このパズルは、それぞれのキャラクターが小さく描かれているのもポイントです。ピース数は多くても絵柄が細かいため、1ピースあたりの情報量が多く、手がかりを見つけやすくなっています。同じ40ピースでも大きな絵柄だと難易度が上がります。
振り返ると、ピックアップパズルもくもんのパズルも、息子にはあまり意味をなしませんでした。段階を踏ませるより、枠付きのパズルをいきなり与えて、大好きな絵を完成させる喜びから入った方が、安上りで効率的だったのは間違いありません。
少ないピースのパズルからステップアップさせるのもひとつですが、パズル遊びに手こずっている子には、こんなアプローチもありかもしれません。