おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

アンパンマンのいないノーパンマン生活 (キャラクター無し育児について)

我が家では、ごく一部の例外を除き、キャラクターものを育児から遠ざけています。アンパンマングッズは家になく、アンパンマンのアニメも息子は見たことがありません。ディズニーやピクサーのアニメも見ていないし、動いているトーマスも彼は知りません。
保育園に通っているので、こういったキャラクターの存在は知っており、むしろ好きそうです。それでも私がキャラクター無し育児を死守しているのには、理由があります。

 

リビングの景観が乱れる
我が家には子ども部屋がなく、リビングの一角を子どもエリアとしています。親も長時間過ごすリビングにアンパンマンがいると、インテリアも台無しだし大人がリラックスできません。

おもちゃ選びの効率が悪くなる
例えば、アンパンマンのままごとおもちゃを買い与えたとします。子どもがそれを気に入ったとして、それがままごとが好きだからなのか、単にアンパンマンだからなのか、検証しにくくなってしまうと私は考えています。もしマロにトーマスのおもちゃを与えていたら、彼が好きなのがトーマスなのか、蒸気機関車なのか、列車一般なのか、すぐには気が付けなかったでしょう。
キャラクターものには魔力があり、魔法はいつかとけます。いずれ子どもはアンパンマンやトーマスから卒業し、それと同時に、そのおもちゃに見向きもしなくなるのです。キャラクターものを買い始めると、子どもに適したおもちゃにたどり着くまでに無駄が多くなります。

時間がもったいない
息子と私との時間は、実質平日の夜1時間程度と、土日しかありません。絵本を読みたいし、レゴも一緒にやりたいし、大好きな電車も見に行きたい。英語の時間も持ちたいし、もうそろそろ文字も教えたい。アニメを毎日観せたり、アンパンマンミュージアムに連れて行く時間が単純に惜しいのです。
息子の時間も限られています。アンパンマンを与えると喜ぶことは知っていますが、でももっと広がりのある世界に関心を持ってほしいと私は思っています。

 

アンパンマンやトーマスの悪口ばかり書きましたが、キャラクターものが魅力的であることは知っていますし、そこから学べることもあることも理解しています。
それでも、キャラクターでごちゃっとすることのない今のノーパンマン生活の方が、私は居心地が良いです。
息子がキャラクターを求めるようになったらどうしよう、と懸念していたのですが、それは杞憂でした。キャラクターものを積極的に家に持ち込まなければ、そういうものだと思うのか、一度も欲しがったことはありません。電車や働く車や絵本など、息子を魅了するものは他にもたくさんあります。もしいつか強く求める日がくれば別ですが、それまではキャラクター無し育児を続けたいものです。