おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

【おもちゃレビュー】親子でゲームのススメ(HABA社のスティッキー)

1-2歳からできるテーブルゲームを探し、ハバ社のスティッキーというおもちゃを買いました。三色の棒をリングでまとめて立てて、サイコロをふり、出た色の棒を抜いていくゲームです。交代で一本ずつ棒を抜き、倒れてリングが床についたら終わり。棒倒しみたいなものです。

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値段
3,000円くらい

良かった点
・1歳後半でも手先を使えれば充分プレイ可能。
・色の名前が覚えられる。
・色によって棒の太さが違い、遊び方が工夫できる。例えば色によって得点を変えたり。

いまいちだった点
・微妙に高価。
・最初のセッティングにコツが必要。つるつるした面には立ちにくいので、タオルなどの上に立てると良い。

息子の反応
まだ難しいかなと思ったのですが、初回からルールを把握してプレイできました。同じ色の棒をとるというルールが感覚的に理解しやすいのかもしれません。スティッキーの素晴らしいのは、年齢差があってもそれが致命的にならずに楽しめる、全年齢向けのテーブルゲームである点です。2歳ちょうどのマロとやっても、油断すると普通に親が負けます。
回を重ねるごとに、慎重に棒を抜くようになったり、全体を見渡して安全そうな棒を選べるようになったりしていき、良い勝負ができるようになってきました。
そもそもテーブルゲームを我が家に導入しようと考えたのには、理由があります。


①ルールのある遊びを覚えられる。
物心もついてきたので、自由な遊びだけではなく、ルールのある遊びも知ってほしいと思いました。ルールを守るためには、行動を起こす前に考えなければなりません。ゲームを通じて思考の練習になると考えました。


②親子が平等な立場で遊べる。
読み聞かせであれお絵かきであれ、子どもとの遊びにおいて「教える・教えられる」「褒める・褒められる」の構図が固定化しているのが気になっていました。マロが自我とプライドを持ち始めている今、親子で一緒に白熱できる遊びがあっても良いなと思い、シンプルなテーブルゲームに目をつけました。


③勝ち負けの概念に触れられる。
私が好むと好まざるとに関わらず、マロもいつかは競争社会に出ることになります。ゲームはその点でとても良い教材です。勝つことを重ねて自己肯定感を醸成し、負ける経験から思いやりを身につけて行くことは、子どもの情操にも良いはずです。
今のマロは、私のターンなのに「お母さん、これ」と安全そうな棒をオススメしてくれます。「お母さんの勝っちー!イェェェイ!」と喜ぶ私とは違い、まだ穢れなき心を持っています。でも、それだけではこの世の中では勝ち抜けないのだと教えるのも、親の役目なんじゃないかなと思っています。

 

【おもちゃレビュー】ドイツのトミカ siku(ジク)がかっこいい

ミニカーと言えばトミカですが、最近良いものを見つけました。ドイツのメーカーが作っているsiku(ジク)です。日本ではボーネルンドが取り扱っています。とにかくかっこいいんです。
まずはジクの蒸気機関車トミカサイズなのに機関車と客車が連結できます。最近生で列車の連結を見て以来、連結狂のマロ。「れんけちゅ、がっちゃん!」と呟きながら遊んでいます。

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さすがドイツ製(イクメン談)だけあり、塗装が綺麗で、ディテールが細かい。プラスチックと金属の使い方も絶妙です。トミカだと、プラスチック部分が浮いて見えるようなものもあって気になっていました。

ジクが良いのは、ギミックが凝っていること。
このフォークリフトは、ちゃんとこのお手手?の部分が上下するうえに、角度も変えられるんです。丁寧に操作すれば、実際にものを乗せて運べます。これで、お値段はトミカよりも少し高いくらい。

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ジクはスケールのバリエーションも多く、大きなミニカー(?)や、高価ですがラジコン機能つきのものも出しています。子どもの年齢や遊び方によって選べるのも魅力です。
トミカは見慣れた車のミニチュアで可愛らしいですが、ジクは海外の働く車がモデルで大人でも興味をそそられます。揃えたくなるので危険です・・・。

【絵本レビュー】『しんかんせんでビューン』(視覚デザイン研究所)

『しんかんせんでゴーッ』と同じ視覚デザイン研究所の『しんかんせんでビューン』を買いました。『ゴーッ』よりもストーリー性があります。最近のマロのお気に入りです。

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子鉄のケンタが、ひとりで祖父母の住む秋田から、新幹線を乗り継いで熊本の自宅に帰る話です。途中マイナートラブルに見舞われつつも、周りの人に助けられてなんとかたどり着きます。
視覚デザイン研究所の絵本の良さは、絵の躍動感と細部の書き込みにあります。この『ビューン』でも、前のページに出てきていたキャラクターが隅っこに登場したり、サイドストーリーがあったり、お楽しみが沢山隠れています。
こういった、よく見ると発見がある系の絵本がマロは好きです。
もう3語文以上話せるので、指でさして「おかあさん、〇〇が▲▲してるねー」と状況描写してくれます。息子と会話ができるので、この手の絵本は私も好きです。
そんな絵本がまとめてあるサイトがあったら便利なのになあと常々思います。地道にAmazonや絵本ナビのレビューを読み込んで絵本を探しているのですが、なかなか骨が折れるので。いつか自分がまとめて公開できるようにしたいものです。

息子2歳の抱負

最近マロが2歳になりました。自分の中から出てきた彼が、私が興味すらもってこなかったものを好きになったり、予想もしないことをしたり、知らないことを知っていたりする驚きに、毎日感動しています。
仕事がマンネリでつまらなくても、きな臭い世の中が心配でも、私にはあまり大した問題ではありません。今日の株価よりも、息子が最近覚えた単語の方が重要です。今の私は、マロの吸収力に何よりも興味があります。
そんな2歳になった息子の抱負を、勝手に考えてみました。

 

自分で絵本を選べるようになる
今までは、私が息子の好みやブームを考えながら本を選んでいました。それはそれで楽しいのですが、実際探すのに結構な労力と時間が必要です。せっかく買ったのに見向きもしなかった絵本も沢山あります。マロが自発的に読みたい絵本を選択してくれれば、家計にとってもありがたいです。

 

英語のインプットを増やす
今は、テレビの英語コンテンツを見せたり、簡単な単語を私が教えたりしています。が、やっぱり全然足りていません。舌と耳の素地を作りたいので、良質な英語にもっと触れて欲しいなと思っています。我が家の英語教育については、少しずつ書いていきます。

 

座って勉強する癖をつける
どんどん動きが激しくなる2歳だからこそ、机に向かい集中する習慣をつけてほしいです。お絵描きでもレゴでも、何でも良いんです。勉強でなくても良い。でもできれば、私が勉強好きなので、3歳になる前に一緒にドリルとかできるようになりたいです。

 

息子に対してのびのび育って欲しいという気持ちに嘘はないはずなんですが、自分がやりたい育児を試してみたいという衝動にも、私は正直でいようと思っています。マロの2歳は一度しかありません。20代の生活が30代のお肌を作るように、2歳の生活が3歳の脳を作ると信じています。ようやく言葉でコミュニケーションがとれるようになった今、マロの一年を大切にすることが、先々彼にとって意味をもってくれると良いな、などと考えています。

【おもちゃレビュー】小麦ねんどを練る息子、策を練る親(ローヤルのカラフルねんど)

以前息子にねんどを渡してみたところ、秒速でムシャムシャと食べ始め、口の中が大変なことになりました。以来ねんどは我が家では封印となっていましたが、最近解禁しました。

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食べてもまあまあ安心な小麦ねんどです。8色の入った基本セットで、容器の蓋が押し型になっています。
とりあえず、私が好きな蛇を作ってみました。かわいい。色が鮮やかです。

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値段
370円

良かった点
・破格なのに押し型もついてきてお得。初めてのねんどセットとしては充分。
・収納容器が一色ずつ仕切られていて、片付けやすい。色も混ざりにくい。

いまいちだった点
・やや手に色とべたつきが残る。小麦ねんどは大体どれもそんなものなのかも。

息子の反応
最近はこのねんどにぞっこんで、朝も昼も「ねんどやる!」とケースごと持ってきます。
思いつきで手芸用の目玉を導入したのですが、それによって一段と楽しくなりました。マロがこねた適当な造形でも、目玉を貼り付けるだけで命を宿し、作品らしくなります。ねんど遊びに目玉、おすすめです
ねんどを解禁したのには狙いがあります。そろそろ机に向かって集中する癖をつけさせたいと考えたのでした。机の上に広がる楽しいものに集中することは、勉強の原点です。マロにガリ勉になってほしいわけではありませんが、どうせやらなければならないことなら楽しめた方が良いとは思っています。机に向かう癖を成長してからつけようとすると、子どもにとって苦痛になります。早く習慣化しておくに越したことはないと考えました。
動きたい盛りの2歳だからこそ、じっと集中する楽しさも知ってくれたらなと思います。

 

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【おもちゃレビュー】マザーズバッグに常備しているおもちゃ「しゃんまだ」

昔からあって、これからもあって、どの国でも愛されているおもちゃって何でしょう。私はシャボン玉なんじゃないかと思っています。息子の言い方でいうと「しゃんまだ」です。

無人島におもちゃを一つだけ持って行く設定があったら、私はシャボン玉を選ぶと思います。そして息子とフーフーしながら、イクメンが食糧を調達するのを待とうと思います。

 

よくあるミニボトルのシャボン液は、マロが興奮してすぐにこぼしてしまうので、 

大容量のシャボン液を買っています。これを旅行用ボトルケースに詰め替えて持ち運んでいます。蓋もきっちり閉まって漏れません。

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シャボン液は、百均などにあるような吹き口がセットになっているものよりも、ボトル単品で売られているものの方が質が良い気がします。

私が買ったものは300円程度ですが、百均のものとは比べ物にならないほど強い液で、子どもの肺活量でも大量の小玉ができます。

シャボン玉は大体どこででもできますし、ボール遊びほど周りに迷惑がかかりません。ちょっと公園に行ったとき、遊具のない広場に行ったとき、ささっと出してフーッとすると、たちまちマロは夢中でシャボン玉を追いかけ始めます。息子だけではなくどんどん子どもが集まってきて、ハメルンのシャボン吹きおばさんになれます。

ちなみにシャボン玉の対象年齢は一般的に3歳となっていますが、マロには1歳半くらいからやらせています。吸い口は穴が開いて液を飲めない設計になっているし、多少口に入ってもそれはそれで本人の勉強かなと思っています。

 

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【おもちゃレビュー】1歳男児のロングフライトに役立ったもの 役立たなかったもの

ヨーロッパから帰ってきましたが、まだいまいち日常に戻れていません。ワクワクする異国の街並みを懐かしむ気持ちと、和食の味わいに涙してしまう舌が併存しています。

さて、数ヶ月かけてせっせと仕込みをしておいた、息子のロングフライト対策ですが、結果的に何とかなりました。マロは退屈から暴れ騒ぐこともなく、私は一度も機内で気まずい思いをせずにすみました。

機内で最も役立ったのが新品のトミカです。

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6つ買っておいたのですが、3つで足りました。トミカのパッケージは2種類あるようですが、断然箱タイプをおすすめします。見せたときのジャジャーン感と、箱を開けるときのワクワク感がいい演出になり、その余韻で長時間遊んでくれます。ヨドバシカメラで1つ300〜400円でした。

意外に使えたのが、機内音楽のキッズチャンネルです。ヘッドホンをかぶせてあげると、静かに童謡に聞き入っていました。そのま寝入ってくれて最高でした。映画は我が家の方針上、見せませんでした。

本命だったのに全く駄目だったのはこちら。

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『プラレールトンネルめいろ絵本』というもので、Amazonレビューが良かったので期待していました。ところが、車両の連結が外れやすいためマロがイライラしてしまい、すぐに回収。本自体も大きすぎて移動用には不向きです。

最終手段として用意していたiPadも出番なしでした。iPadは、見せても寝るわけでもないうえに、消すと騒ぐので、移動中は使い所がなかったです。外食の時など、一時的に静かにして欲しいときには最強だと思われます。

 

ロングフライト対策は、(1歳では海外旅行へ行っても覚えていないだろうし、だったらせめて大人が楽しめるように・・・)、という身勝手な動機で始めました。
ところが、マロは帰国後「ひこうき、じゃる、のったよ!」「またいきたいねえ」と毎日のように言ってくるようになりました。

飛行機ボルテージを上げ、憧れの飛行機に乗って素敵な場所に行った、というストーリーの導線を作ったことで、彼の中にわずかでも残るものがあったのかもしれないなと思っています。

せっかく遠出をするのであれば、事前の仕込み、おすすめです。

 

我が家流ネントレ(寝んねトレーニング)

私が「ネントレ」なる言葉を知ったのは、既に息子のネントレが終わった後でした。

産後3カ月での職場復帰が決まっており、それまでにマロのリズムを作りたかった私は、夜泣きの仕組みについて考察し、我流でネントレをしました。ネントレについては、子どもを泣かせてかわいそうだとか、感情表現の乏しいサイレントベビーになるのではという懸念もネット上にはあるようでしたが、当時そんなことは思いもよりませんでした。赤ちゃんに昼夜を教えるのは母親の仕事だと確信していましたし、世の中に早く適応しなければ本人も辛いはずと考えていたからです。具体的には以下のようなルールを決めて実践しました。

 

①夜は必ず同じ時間に同じ場所に連れて行く

マロは8時代にお風呂に入り、少し遊んだあと9時に寝室に行きます。1歳11カ月の今まで、例外を作った日はほとんどありません。寝室の電気は必ず消しておきます。家の中で昼夜を再現して体で理解させることが、ネントレで一番重要だと思います。

 

②授乳は最後の手段と考える

生後2週間を過ぎたあたりから、極力授乳間隔を3時間あけるようにしました。産後は忘れっぽくなっていたので、アプリで記録していました。日中はともかく夜中3時間あけるのはなかなか大変でした。赤ちゃんは何かとすぐ夜間愚図りますし、そんなときに授乳すればかなりの確率で静まってくれるからです。一方で、2つの点から授乳に頼った寝かしつけはよろしくないと考えました。まず、授乳することで一度赤ちゃんを起こしてしまうこと、そして何より、授乳は母親しかできないことです。

寝るのが下手な赤ちゃんは、まどろみながら愚図ることもよくあり、そこで不要不急の授乳をすると目を覚まさせてしまいます。自分としては寝かしつけているつもりが、一度起こしてまた寝かせているだけだと気付いてからは、2-3時間たっていなければ、泣いてもまずは15分様子見、それでもだめなら抱っこというルールにしました。15分抱っこしても駄目なときだけ最後の手段として授乳としました。

これを続けることで、生後2-3ヶ月になるころにはまとまって寝てくれるようになりました。睡魔と戦いながらの計30分×数セットは楽ではありませんでしたが、抱っこまでなら父親でもできるので、イクメンと分担していました。おっぱいと赤ちゃんの接点を最低限にすることで、母親にしかできないタスクを減らすことが、初期の育児を楽にするポイントだと思います。

 

③寝る前のルーチンを作る

もう子どもが赤ちゃん期を過ぎている場合、寝る前の儀式を決めて毎日行うのも有効です。我が家の場合は、時計を見せて「いま何時かな?9時だよ、ねんねしようか」と声をかけ、一緒に寝るおもちゃを選ばせます。その後、他のおもちゃにバイバイさせてから寝室に向かいます。薄暗い部屋で10-20分ほどおもちゃで遊ぶと勝手に寝てくれるので、寝かしつけ要らずです。

まだ時間の感覚はない子どもでも、ルーチンを通じて寝るタイミングを認識することができます。

 

私は子どもは基本的に起きていたい生き物だと思っていて、寝るタイミングを作ってあげないと、自然体ではなかなか寝てくれず生活リズムが整わないと思います。生活リズムを整えると親も楽ですし、子どもの体調も安定します。

ネントレが普及すれば、世のお母さんはもっと楽になるのではと思うのでした。

 

 

【絵本レビュー】寝かしつけにぴったりなファンタジー『よるのきかんしゃ、ゆめのきしゃ』

新生児のころのネントレ(寝んねトレーニング)の甲斐あって、息子は寝かしつけ要らずな子どもです。ですが、夜はやっぱり夜モードに切り替えないと寝付きが悪くなる気がします。興奮するような遊びや、テレビや音の出るおもちゃは、お風呂のあとはなるべく避けた方がすんなり寝てくれます。

その代わりに、静かでリラックスできるような絵本を読んであげたりしています。乗り物系の絵本はどうしても「ガタンゴトン」「カンカンカン」「ウィーンガチャン」と賑やかになりがちですが、これはしっとりと夜に誘ってくれる列車の絵本です。いつもお世話になっているシッターさんからいただきました。

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世の中が寝静まった深夜、動物たちが貨物列車に次々と荷物を運び込みます。貨車ごとに運べるものが違います。冷凍車にはアイス、タンク車にはペンキ、大物車には恐竜(!)。文体がリズミカルで、心地よく読み上げられます。最後のオチもいかにもファンタジーらしくて素敵です。

この本をくれたシッターさんにはとてもお世話になっていて、実家に頼れない私たちにとっては、保育園の次に大きな存在です。

初めて頼む時は恐る恐るでしたが、今では肉親ではない大人に育児に関わってもらうことの彩りを感じています。息子も保育園とはまた違う学びを得ているようです。この絵本はマロが何歳になっても、私たちにとっても思い出の一冊であり続けると思います。

 

 

ロングフライト対応の1歳児への道

今夏、我が家は息子が生まれて以来最大の遠出をします。行き先はヨーロッパで、乗り継ぎも入れると片道15時間近くのロングフライトです。大人でも楽ではないこの道途に、動きたい盛りの1歳男児を連れて行きます。

2歳になるとがっつり航空運賃がチャージされてしまうため、このタイミングしかないと思ったのでした。

現地での不安はもちろんありますが、何と言っても心配なのは機内です。退屈して愚図ったり駆け回ったりする子どもを、恐縮しながら延々と立ってあやす母親を見るにつけ、大変だなあと思っていました。私にはできません。できないので、息子をロングフライトに備えて仕込むことにしました。

 

①飛行機を見せる

数ヶ月前から、月に1-2回のペースで空港に通い、デッキで離着陸の様子を見せています。電車・働く車派のマロは、当初こそ薄いリアクションだったのですが、目の前で飛び立つ飛行機の迫力に、まもなく虜になりました。

空港の送迎デッキ以外に、成田の航空科学博物館もおすすめです。実際に使われていた古い小型機が雑然と置かれていて、乗り放題です。機体によっては100円をいれるとプロペラが回ります。博物館のベランダからは、成田に着陸する飛行機を真近でみることができてマロも大興奮でした。

 

②飛行機のおもちゃを与える

空港の売店で、マロの目の前でリアルな飛行機のおもちゃを買いました。牽引車付きです。

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見たばかりのものを買ってもらったのが嬉しかったようで、「しゃーー」と空を滑らせて遊んでいます。とても気に入って夜は一緒に寝ています。

 

③飛行機の絵本を読み聞かせる

まんまと飛行機好きになったマロですが、これだけでは不足です。子どもの乗り物好きは、動いているのを外から見るのが好きなだけで、乗ってしまうと動く車体が見えないので飽きる、ということを新幹線旅行で学びました。

機体としての飛行機だけではなく、飛行機に乗るというイベントを楽しんでもらわなければと、飛行機に乗るストーリーの絵本を探しました。これがなかなかありそうで無かったです。。そもそも、電車は働く車対比で飛行機の絵本が極端に少ない気がします。飛行機派は少数なのでしょうか。

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何とか出会えたのが、もとやすけいじさんの『つばめこうくう』です。カエル親子がつばめの飛行機に乗って南の島にいく話なのですが、チェックイン、出国手続き、離着陸、機内食の提供、荷物が出てくるところまで、まんべんなく描かれていて、フライトのイメトレにぴったりでした。作者は空港での勤務経験がある方らしく、可愛い絵柄の中のリアルな描写も良いです。

 

数ヶ月の仕込みの結果、あれほど電車と働く車に向いていた息子が「ひこうき、のいたい!」と毎日のように言うまでになりました。ロングフライトを彼なりに楽しんでくれますように・・・。