おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

我が家流ネントレ(寝んねトレーニング)

私が「ネントレ」なる言葉を知ったのは、既に息子のネントレが終わった後でした。

産後3カ月での職場復帰が決まっており、それまでにマロのリズムを作りたかった私は、夜泣きの仕組みについて考察し、我流でネントレをしました。ネントレについては、子どもを泣かせてかわいそうだとか、感情表現の乏しいサイレントベビーになるのではという懸念もネット上にはあるようでしたが、当時そんなことは思いもよりませんでした。赤ちゃんに昼夜を教えるのは母親の仕事だと確信していましたし、世の中に早く適応しなければ本人も辛いはずと考えていたからです。具体的には以下のようなルールを決めて実践しました。

 

①夜は必ず同じ時間に同じ場所に連れて行く

マロは8時代にお風呂に入り、少し遊んだあと9時に寝室に行きます。1歳11カ月の今まで、例外を作った日はほとんどありません。寝室の電気は必ず消しておきます。家の中で昼夜を再現して体で理解させることが、ネントレで一番重要だと思います。

 

②授乳は最後の手段と考える

生後2週間を過ぎたあたりから、極力授乳間隔を3時間あけるようにしました。産後は忘れっぽくなっていたので、アプリで記録していました。日中はともかく夜中3時間あけるのはなかなか大変でした。赤ちゃんは何かとすぐ夜間愚図りますし、そんなときに授乳すればかなりの確率で静まってくれるからです。一方で、2つの点から授乳に頼った寝かしつけはよろしくないと考えました。まず、授乳することで一度赤ちゃんを起こしてしまうこと、そして何より、授乳は母親しかできないことです。

寝るのが下手な赤ちゃんは、まどろみながら愚図ることもよくあり、そこで不要不急の授乳をすると目を覚まさせてしまいます。自分としては寝かしつけているつもりが、一度起こしてまた寝かせているだけだと気付いてからは、2-3時間たっていなければ、泣いてもまずは15分様子見、それでもだめなら抱っこというルールにしました。15分抱っこしても駄目なときだけ最後の手段として授乳としました。

これを続けることで、生後2-3ヶ月になるころにはまとまって寝てくれるようになりました。睡魔と戦いながらの計30分×数セットは楽ではありませんでしたが、抱っこまでなら父親でもできるので、イクメンと分担していました。おっぱいと赤ちゃんの接点を最低限にすることで、母親にしかできないタスクを減らすことが、初期の育児を楽にするポイントだと思います。

 

③寝る前のルーチンを作る

もう子どもが赤ちゃん期を過ぎている場合、寝る前の儀式を決めて毎日行うのも有効です。我が家の場合は、時計を見せて「いま何時かな?9時だよ、ねんねしようか」と声をかけ、一緒に寝るおもちゃを選ばせます。その後、他のおもちゃにバイバイさせてから寝室に向かいます。薄暗い部屋で10-20分ほどおもちゃで遊ぶと勝手に寝てくれるので、寝かしつけ要らずです。

まだ時間の感覚はない子どもでも、ルーチンを通じて寝るタイミングを認識することができます。

 

私は子どもは基本的に起きていたい生き物だと思っていて、寝るタイミングを作ってあげないと、自然体ではなかなか寝てくれず生活リズムが整わないと思います。生活リズムを整えると親も楽ですし、子どもの体調も安定します。

ネントレが普及すれば、世のお母さんはもっと楽になるのではと思うのでした。