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かわいい息子たちで実験育児

【おもちゃレビュー】ロジカルシンキングの基礎ができるゲーム「シークレットコード」

幼少期の記憶で大人になっても残っていることって限られますよね。
比較的残りやすい記憶は、怖かったことや驚いたことではないでしょうか。楽しかったことや笑ったことは案外思い出せないものです。
ちなみに、ものすごく考えた記憶は残っていますか?

私は、未就学児や小学校低学年のころに、それこそ寝食も忘れて考え続けた記憶がいくつか残っています。そのうちの一つが、よく家族でやっていた「マスターマインド」というゲームです。

ルールはシンプルで、まず出題者が回答者に見えないように、カラフルなピンを刺します。回答者はピンの色と順番を予想して回答します。出題者はその回答に対し、色が合っているか、色も場所も合っているか、どちらも合っていないかを答えます。
これを繰り返すことで、回答者がピンの並びの正解にたどり着くというゲームです。

このゲームに家族全員ではまり込んでいた頃、私はどうしても正解したくて、母親の「ご飯よ」「いい加減にしなさい」「いつまでやってるの」「お風呂はどうするの」を全て無視して考え続けたものでした。
正解したときの喜びはひとしおで、私の正解することへの執着の原点になったゲームとも言えます。
人間考えすぎると頭が温かくなることもマスターマインドで知りましたし、正解した瞬間は脳内がシュッとしてメチャクチャ気持ちが良いことも、マスターマインドに教えてもらいました。

そのマスターマインド、今は売っていないと思っていたのですが、最近ボーネルンドで同じゲームが「シークレットコード」として売られているのを見つけました。
すぐに買いに行きました。3,080円也。やっすい。

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ピン4つだと5歳のマロには難しいので、ピン2つから始めました。慣れたらピン3つで楽しめます。工夫次第でレベル調整できるのもアナログゲームの素晴らしいところ

子どもに出題者をやらせても、親がああでもないこうでもないと考える様子を案外楽しんで見ていてくれます。
その際のポイントは、自分が考えていることを声に出すことです。

「さっきは色も場所も合っているのがひとつあるから、それが紫だと仮定して・・・」
「色は2つは合ってるはずだから、それを紫と青だとすると、矛盾がない組み合わせは・・・」

こんな感じです。思考プロセスを公開することで、子どもにもロジカルシンキングの種を植えることができると思います。
仮定を立てる、検証する、矛盾がないかどうかを確認する、という、ロジカルかつ理系的な思考力を養う素晴らしいゲームだと思います。

マロやサラ太にも、思考に没頭した末に正解に辿り着く快感を知ってほしい、と常々思っています。
そこにあるスマホですぐ集合知にはありつけるわけですが、脳がぽかぽかしたあとシュッとする経験は、正解そのものよりも価値があると思っています。

 

それにしても、子どもも5歳にもなると、そう新しいおもちゃが必要ということもなくなってきました。(鬼滅の刃の刀とか仮面ライダーのベルトとか、世にはあるのでしょうが、我が家は電動のプラスチックおもちゃを買わないので。)
究極的にはレゴかアナログゲームだけで良くないか?と最近は思っていて、その2つをさらに充実させて行く2021年にしたいです。

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