家の中に国境を作った(日本育児のベビーサークル)
随分昔のことになりますが、マロが1歳を過ぎて家の中を自在に動き始めたころ、ベビーゲートを設置しました。
刃物や火の元もあるので、彼を守るためにキッチンの入口に取り付けました。
ところが私がキッチンに入ると、マロがベビーゲートの柵を掴んで、ウエーンウエーンと悲しそうに泣き続けるのですよ・・・。何だか檻に入れているようで気の毒になり、結局キッチンの中に入れたりしていました。
そんなことから、あまり便利だった印象が残らず、ベビーゲートは捨ててしまい、次男が生まれたあともしばらくはその類のものは検討せずでした。
・・・のですが、結局買いました。
日本育児のベビーサークル、『ミュージカルキッズランドDX』です。
それをサークル状に組まずに、こんな風に使っています。
このように、兄弟間に国境を作りました。
5歳になるマロと、1歳のサラ太。
4歳も離れていれば遊ばないし喧嘩もなかろう、とタカを括っていたのですが、とんでもない。
四六時中くっついてるんですよこれが。
1歳と遊んでそんなに君は楽しいのかい?と5歳には問いたいし、何度痛い目をみても兄にゴロニャンしに行く1歳のタフさにも感心します。
永遠に仲良く遊んでくれれば、そこには平和しかないのですが、そんなはずもなく・・・。
5歳は加減知らずに遊びを仕掛けるので、1歳が「ウアーン」となります。
あるいは集中して作ったものを1歳に壊された5歳が「あー!ちょっと、おかあさーん!(怒)」となります。
この2パターンの無限ループに、ほとほと嫌気がさし、無念な思いはあれど、物理的に兄弟を分断することにしました。
そしてささやかな平和が訪れました。
兄が大好きなサラ太は、国境付近をウロウロ徘徊しがちですが、自力では中には入れないので、このベビーサークルでそれぞれの空間を維持することができます。
血を分けた兄弟ですら、仕切りがなければ一日と持たないのだから、人類に国境は必要。ボーダーレスなんて夢物語。
ちなみに、このように、ベビーゲートさながらにキッチンに入場規制を設けることも可能です。
プラスチックですがそれなりに重みもあって自立します。
国境でなくとも、適宜次男に触ってほしくないものをガードするために使っています。
2人目以降育児の必須アイテムです。