【おもちゃレビュー】ちょっとブラックな長男のコルク積み木作品
もうすぐ5歳になる長男が1歳になったとき、義理の実家から自由学園生活工芸研究所のコルク積み木をプレゼントされました。
というか今見たら25,000円もするのかこれ・・・。
私の実家もですが、親世代って「皇室御用達」とか「愛子様も使われた」とかに弱くないですか?
「藤井聡太くんが遊んでいた」ならまだあやかりたい気持ちも理解できるのですが、皇室買いは何だか不思議な感じがします。良いものだと保証されている印象を受けるんでしょうかね。
このコルク積み木、皇室御用達だけあって確かに素晴らしいものなのです。大きくて軽い。それだけと言えばそれだけなのですが、小さな子どもでも、難なく持ち上げて大きな作品を作ることができます。
これは木の積み木(重言?)にはない特徴で、我が家においても木の積み木とは異なる使い方をされています。崩れてもうるさくないし当たっても痛くないのも良い。
積むだけではなくて、何かを支えるのに持ってきたり、飛び石のように置いてその上を歩いたり、何かと使い勝手の良いおもちゃです。
耐久性が高く、世代を越えて受け継ぐこともできます。
高価なので私は自腹で買おうとは思いませんが、孫の代まで使える前提であれば、悪くない買い物かもしれません。
私の布教活動も虚しく、マロは相変わらず積み木を始めとした構成遊びに興味がないままです。コルク積み木の出番も正直少ない。一方サラ太は比較的手に取ることが多いので、次男には今後の入信を期待しています。
先日、弟が出しっぱなしにしていたコルク積み木を、珍しくマロが熱心に積み上げていました。
私「何作ってるの?」
マ「エメラルドのお城!」
私は「そっかー楽しみだな。エメラルドのお城できたら見せてね」と声をかけて、家事をしていました。
「できたー!」という声が聞こえたので戻ると、こんなものがリビングに鎮座していました。
私「へー。これエメラルドのお城なの?」
マ「ううん、お墓」
墓?!
エメラルドのお城はいつの間に滅び、墓になったのか・・・。
私「この緑の棒は?」
マ「お線香だよ」
そうなんだ・・・。お母さんはてっきりエメラルドのお城のシンボルかと思ったよ・・・。緑色だしさ・・・。
マ「あ、良いこと考えた!」
ごそごそとケルナースティックで何かを作り始めたマロ。
マ「今度こそできたー!ジャーン!」
マ「お線香立てだよ。風が吹いても大丈夫だよ」
「かっこいいでしょ、写真撮ってー」と頼まれたので「いいねー、お母さんも死んだら入りたいなー」なんて言いながら撮りました。
次男の1歳の誕生日に買ったケルナースティック。本来はかわいい人形や動物を自作できるおもちゃです。ケルナースティックも、まさか自分が線香立てにされる日がくるとは思っていなかったのではないでしょうか。
マロは大人がギョッとするようなことを言うことがあり、そんなブラックなところは自分によく似てるなと思います。
犬を連れた人とすれ違ったあとに、満面の笑みで「あの犬いつかは死んじゃうだろうねー」と言ってフォローに困ったこともありました。
このちょっとブラックな部分にこれからも驚かされるんだろうな、と思うと少し楽しみだったり。