おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

初めてクソババアと呼ばれた日

それは思ったよりも早くやってきました。

男の子の母親であれば誰しもが危惧するであろうXデー。

(思春期にもなれば、クソババアなんて言われちゃうんだろうなあウフフ)などと思っていたわけですが、4歳ちょっとのマロに言われました・・・。10年早いわ。


最近夜だけおむつのマロ。その日朝一のトイレに行ったあと、「マロお漏らししてない?」と聞いてきました。
おむつを見ると濡れていたので「一回はしたみたいよ」と教えたんです。からの、突然の「クソババア」でした。

初めてのクソババアにはバシーン!で応戦だ、と常々思っていたのですが、あまりにも唐突かつ前倒しのクソババアに、「今なんて言った?」と腕を掴むことしかできませんでした。

マロは自分でもマズいことを言ったと思ったのか、雰囲気で察したのか、むすっとしてだんまり。


母親を4年やっていると、クソババアくらいではカチンと来ません。静かにただ(どうやってクソババアと二度と言わせないか)を考えていました。

クソババアという言葉を知っていること自体は問題ではありません。言いたいなら心の中で言ってもいい。でも口には出してほしくない。

私もマロに「クソガキ」と言いたくなることがあります。でも言いません。そこには理屈なんてない。単に「クソガキ」という言葉が、私の中で言ってはいけない言葉だから。それは誰かにとっては日常のボキャブラリーの一部かもしれませんが、私にとっては一線を超えた言葉です

子どもにその一線を教えるのは親しかいないですし、その一線の場所は親の良識で決めるしかないと思っています。
あとは、その一時停止線の手前で止まるためのブレーキを身に付けさせることです。子どもは良いアクセルは持っていることは多いですが、ブレーキはデフォルトではついてないので。

ブレーキが配備されるまで、あと何回クソババアって言われるのかしら・・・。

 

子どもを病気にしない子連れ通勤の心得

4ヵ月のサラ太を抱えて仕事復帰しました。認可保育園の途中入所は絶望的なので、会社近くの認可外保育所にお世話になっています。
激烈高額ではあるものの(涙)、お昼休みに授乳にも通えるし、保育士さんは非常に丁寧で愚息にも敬語だし、お迎えギリギリまで働けているし、本当に入れてもらえて良かったです。
難を言えば、保育所へは電車で連れて行かざるを得ないところでしょうか。マロの時も経験しましたが、やっぱり何度やっても居心地が悪い。周りの視線も気になるし、この時期の満員電車は病原菌の巣窟・・・。

乳児連れの通勤であってよかったもの、やってよかったことをまとめました。

 

①手洗い、うがい、予防接種、そして加湿!加湿!加湿!

赤ちゃんを病気にしないためには、まず家族の心がけから。
サラ太はお手手ペロペロ星人なので、帰宅後に除菌シートで本人の手も拭いています。

 

②菌トレーニン

母体からもらった免疫力が切れるのが、大体生後半年と言われています。持論なんですが、このころまでに菌にさらしておくと、子どもは強くなる気がします。
動物園、サファリパーク、それなりに人通りの多い場所など、産休中はサラ太をあちこちに連れて行きました。


③クレベリンを装着

マロの時も使っていた空間除菌効果のあるクレベリン。当時は確か社員証のような味気ない見た目だったのですが、4年もたてばクレベリンですらオシャレに!
お守り代わりに抱っこひもにつけています。2週間に一度、カートリッジを取り換える必要があります。

大幸薬品クレベリンスティック1g×2本


 ④R1ヨーグルト

効果があると信じて、 これもお守り代わりに家族で飲んでいます。のどの調子が悪いときはマヌカハニーもペロリ。

明治ヨーグルトR-1ドリンクタイプ24本入

 ⑤電動鼻吸い器

マロのときも散々お世話になりました。もはや子育て世代の必須アイテム。

 

何がどう効いているのか、はたまた効いていないのか不明ですが、とりあえず2カ月間乗り切りました・・・!一回中耳炎による発熱で保育園からの呼び出しがありましたが、サラ太は一度も休まずに登園できました。

マロも今年一年一度も体調を崩しませんでした。彼に至ってはもう2年以上発熱すらありません。根が丈夫なのかもしれませんが。とにもかくにも、彼らが健康なおかげでバリっと働けた一年でした。ありがとう、息子たち!

仕事復帰しました!2人目の産休は1人目に尽くし切りました。

2人目の成長は早いと聞いていましたが、本当に何もかも早いです。あっという間にサラ太は4ヵ月になりました。首も明らかに座り、寝返りも哺乳瓶拒否も始まり(困ってます)、私も仕事復帰・・・。1人目のときよりもずっと充実していた産休でした。

激務とされる業界で10数年、有給を一度もとったことがなかった私は、1人目の産休が初めての超大型休暇でした。好きなだけ本を読もうと思って、実際好きなだけ読んだものでした。

2人目の産休でも沢山読もうと思って、産院にも何冊か持ち込みました。産後入院中に一冊読んで、二冊目を読み始めたとき、何だか違和感を覚えました

そのまま読み進めて最後のページを読み終え、その違和感の正体にようやく気がつきました。1人目の産休のときに読んだ本でした・・・

産後ってちょっと脳や精神状態が普段と違います。それは自覚していたのですが、まさか同じ本を読んで最後のページまで気がつかないなんて。
今の自分にどう投資しても無駄かもしれない、と思いました。
それから、2人目の産休は、自分ではなくて上の子のために時間を使おうと決めたのでした。

4か月半の短い時間ではありましたが、上の子のためにやりたかったことは全部できたと思っています。例えば、


  民間学童の下見
  習い事の体験
  エンドレス読み聞かせ
  平日のキッザニア
  毎日ドリル
  平日の旅行


・・・こんなことをしていたら、あっという間の産休でした。自分のことは何もできなかったけれど、でもそれで良し。
長男のことばかり考えた結果、今後の育児に関する迷いがほぼなくなったんです。これは2人目産休の大きな収穫だったと思っています。仕事に集中できるし、自信をもって子どもと接することができます。若干の軌道修正はあると思っていますが、でもきっと方向性は変わらない。

一方でマロに尽くし切った結果、私はマロに完全になめられるようにもなったのでした・・・。ここから挽回しなければ。

レゴ沼にハマってしまいました。現状のレゴ収納紹介。

ことの始まりはマロ3歳半。アウトレットで親の買い物に散々付き合ってもらったので、このレゴを買って渡しました。レゴシティのダイビングヨット。

60221 [シティ ダイビングヨット]
対象年齢が5歳~とあるうえに、まだまだマロはデュプロで遊んでいたので、親が組み立てて遊んでもらう前提でした。

ところが、
マロは小一時間ほどかけて、アウトレット内のフードコートで作り上げてしまったのです。
私が横でパーツを探してあげたり、向きを変えてあげたりといったヘルプはしましたが、それでも驚き。おもちゃが子どもを成長させる瞬間を見ました。「これは子どもには難しそう」という思い込みはやっぱりいかんなー、と思ったのでした。

そこからズブリズブリとレゴ沼にハマりました。半年で何セット買っただろうか・・・。レゴが増えるに従って問題になるのが収納。四苦八苦した挙句、今のところは100均のタッパー収納に落ちついています。こんな感じでセットごとに収納してラベリング。

f:id:yucarix:20190927104329j:image
これ結構おすすめです。蓋が柔らかいので、多少オーバーして入れても押し込めるし、4歳児も開けやすいみたいです。説明書も入ります。マロの場合は作りたいものありきの制作なので、セットごと収納が合っているようでした。
「バスつくる!」と言われれば、タッパーごと渡して組立て用トレイにがさっと出します。遊ばなくなったら、マロの許可をとりバラバラにして入れるだけ。ちなみに組み立て用トレイはニトリのインボックスの蓋使ってます。これもパーツが探しやすくておすすめです。


形ごと色ごと収納も試したことがあるのですが、インスタ映えしそうなだけで使い勝手はいまひとつでした。何より片付けがめんどくさすぎ。創作レゴ派の子には良いのかもしれません。

セットの余分パーツやレゴクラシックのパーツだけ、ざっくり分類して収納しています。
足りないパーツがあれば、ここから探してもらいます。セリアの蓋が立つケースとIKEAのボックスを使っています。こんな感じ。フィグ入れはご覧の通りひっくり返されがちなので別途収納。

f:id:yucarix:20190927104420j:image

レゴは本当に万能な名作おもちゃだなーと思います。小さなパーツが多いので巧緻性が高まるし、マロが苦手な空間把握にも良さそう。作ったものを使ってのままごとも楽しい。しかも何より、大人が童心に帰って一緒に遊べます。

マロのレゴ熱はおさまる様子はなく、集中しすぎてお漏らしすることもしばしば・・・。「はまらない・・・!できない!(怒)」と泣きながらも組み立てている様子を見るにつけ、精神的成長も感じます。

最近では7歳からのセットも自力で組み立てられるようになり、買えるセットも増えてしまいました。そろそろ産休から復帰してレゴ代を稼がねば。

 

お片づけを子どもに強制しない理由

次男は2ヵ月になりました。おっぱいあげすぎなのか、ムチムチしてきて、それがまたたまりません。

ありがたいことに、赤ちゃん好きの友人達がちょくちょく家に遊びにきてくれます。おかげで、マロの時のような孤独な産休を過ごさずに済んでいます。

大体は子連れで来て、子どもはみんな我が家のおもちゃで沢山遊んでくれます。そして決まって、帰り際に「お片づけするよー」と子ども達に声をかけてくれるのですが、我が家ではお片づけは子どもの仕事にしていないので、そのままにしてもらっています。

マロに片付けなさい!と言ったことも一度もありません。遊んで散らかしたままにしておくと、子どもは翌日も遊びの続きをやったりします。スケールの大きな遊びをさせたいので、片付けは強制していません。

お友達が来て帰った後もそのままにしておくと、普段息子だけだと手に取らないおもちゃで遊び始めたりするんですよね。

ほらこんな感じで。

f:id:yucarix:20190902110628j:image

何が書きたかったかと言うと、グリムス社の高価な積み木も無駄にはなってないということです・・・。

グリムス社の積み木をイギリスから個人輸入してみました。

我が家には、かの有名なインスタ映え抜群の積み木、グリムス社のアーチレインボーがあります。これです。木のおもちゃに関心がある方であれば、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

当時まだ赤ちゃんだったマロに、買った日にクレヨンで落書きされて心で泣いた思い出・・・。無垢材なので落ちないんです・・・。
それ以降、マロにはほとんど手に取られないまま今に至るアーチレインボーですが、私はグリムス社の積み木がさらに欲しくなりました。どうせ遊ばれないのであれば拡張してしまえってやつです(自棄) もしかしたら次男が遊ぶかもしれないし。

アーチレインボーは、同じくグリムス社の半円盤があれば、工夫せずともこんな大物が作れるので、半円盤を買い足すことにしました。なんて綺麗な色相環・・・高まります。

ãã°ãªã ã¹ ååãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ
ところがこの半円盤、国内では欠品続きなうえにお高く、1万円前後します。
それが海外の通販サイトで見ると半額だったので、リスク覚悟で個人輸入しました。同じサイトで、気になっていた木のおもちゃを見つけたので、そちらも購入。スペインのおもちゃでgrapat(グラパット)というもので、積み木遊びとの相性が良い小物です。

オーダー確定後、1週間超で届きました。結構買った・・・。半円盤以外は全部グラパットです。f:id:yucarix:20190828221419j:image
為替手数料と送料込みでトータル16,666円以下におさめました。税関のサイトを見る限り、玩具類は16,666円以上でも関税がかからないように読めたのですが、念のため。
結局、国内で購入する場合と比べて半額以下で買えました!わーい。

私はBabipurというサイトで購入したのですが、PayPalで決済した後、送料の誤りが発覚。イギリスのスタッフと夜な夜な授乳の合間にメールでやりとりし、購入アイテムを入れ替えつつ、なるべく安い送料で送ってもらいました。PayPalでの返金処理もあり、なんだかんだこのやりとりに1週間かかりました。

苦労して買ったものの、案の定マロはなかなか遊んでくれないので、私一人で積んでにんまりしています。次男がいつか遊んでくれるといいなー。

 

※Babipurというサイトの安全性はわかりません。関税は必ずしもかからないとも限りませんので、ご利用の際は諸々自己責任でお願いします。

2人育児に役立っているグッズ達

1ヶ月健診を無事に終え、赤ちゃんとまったりした日々を過ごしています。2人目はやっぱり慣れもあり、「かわいいなー」と愛でる余裕があります。毛がふさふさな所以外、見た目はマロとそっくりですが、手がかかる度はサラ太がいまのところ圧勝です。おっぱいオムツ等、心当たりを軒並み解決しても、なおワァワァ泣きます。
マロで楽させてもらったツケでしょうか・・・。

数分でも隙間時間を確保できれば家事や好きなことをできるので、育児便利グッズを駆使しています。


ちょっとでいいから静かにしてほしい!あわよくばそのまま寝てほしい!というときのおしゃぶり


歯並びがどうの、という話も聞くので1人目のときは検討すらしなかったおしゃぶり。
・・・活躍してます。特に外出先でギャー!しそうなときのミュート効果は抜群です。

歯並び?矯正します。今はとにかく静寂が欲しい。
チュパチュパしてる姿はとってもかわいいし、チュパチュパしながら寝入ってくれることもあって最高です。サラ太はnukのおしゃぶりがお気に入りですが、使用後にほうれい線のような痕が残るのが玉にキズ。


2人育児でワンオペの時、一番困るのがお風呂です。ひとりで自分と子どもと赤ちゃんを洗う時に大活躍なのが、お風呂用浮き輪

赤ちゃんの首につけてお湯に浮かべるだけで、アラ不思議!どんなに泣いていても静まりかえります。そして浮いている姿が面白カワイイ。もうずーっと浮かべていたい。
安全設計されているものを使ってはいるものの、使っているときは目を離せません。
私は目を開けながらシャンプーやシャワーできるので問題ありませんが。


そして、予想以上に良かったのがボバラップ。いわゆるスリングです。

一反木綿のような長い布で赤ちゃんを密着させるタイプの抱っこひも。これをつけるとほぼほぼ寝落ちしてくれて、密着度も抜群なので、簡単な片付けや夕飯の下処理くらいならこなせて最高です。イクメンも帰宅時に「マロの時よりも部屋が綺麗」と言ってくれます。
1人目で買っておけば良かった・・・。
とはいえデメリットもあって、生地の性質上めちゃくちゃ熱がこもるので、夏のお散歩には最悪です。しかも布が長すぎて外出先での付け直しが困難なので、家の中専用になってしまいます。


あと出産祝いにベビービョルンのメッシュバウンサーをいただきました。乗せると間もなく💩が出てしまうので、長時間その上でおとなしくしてくれるものなのかどうか、検証できていません。

限られた赤ちゃん期は、2人目ともなると大変さまでもが愛おしい。早く楽になりたい気持ちよりも、もうしばらくこの大変さを味わいたい。でもちょっとは楽したい、と思いながら赤ちゃんとの生活を楽しんでいます。

【おもちゃレビュー】3-4歳におすすめ!ラベンスバーガー社のお買いものゲーム

長男のマロですが、3歳半ごろからプレイできるアナログゲームが一気に増えました。
同時に勝ち負けへのこだわりが強くなり、負けると癇癪を起こしてしまうのが辛いところ・・・。敗北の味を知って負けず嫌いな子になっていってくれればと思っています。

最近の彼のブームで、3-4歳向けのキッズゲームをお探しの方にお勧めしたいのが、ラベンスバーガー社のお買いものゲーム。

f:id:yucarix:20190724095409j:image
すごろくゲームの一種ですが、ゴールのマスはなく、手持ちのお買い物リストの品物を買い揃えたら勝ちです。


値段
2,000円。紙製なのでこんなものかもしれませんが、印刷も紙質もなかなか。お得感あります。


良かった点
・品物の値段を見てお金を出す、というお買い物の基本動作が身につく。
・買うときはコインをスリットから箱に入れるギミックが、子どもにはたまらない模様。マロはお店の品物を補充する作業も好き。

f:id:yucarix:20190724095401j:image
・幼児向けゲームによくある運任せだけではなく、勝つためには多少の思考も必要。

 

いまいちな点

・遊ぶまでのセットアップに時間がかかる。八百屋、肉屋、パン屋、スーパーの4店舗それぞれに商品を並べる必要がある。私は面倒だが、子どもは案外楽しんでやっている。

 

このお買いものゲームで良いのが、買い物の基本を押さえつつ、子ども向けのレベル管理が絶妙な点。例えば付属のさいころの目が6ではなく4までなのですが、これも子どもとプレイしてみると実に丁度良いんです。15分とか20分程度で勝負がつきます。これが10分だと短すぎるし、30分だと長すぎる。

お金が足りなくなったら銀行に借りに行くルールもあって粋です。さらに、お店に並んでいる商品は売れる補充されるのですが、古い商品は安くなるようになっていて、これも芸が細かい
さいころの出目だけではなく、どの商品をどこでいくらで買うかの判断次第で勝ち負けが決まります。キッズゲームってどうしても運任せのものが多く、大人がやるとつまらないんですよね・・・。このゲームに関しては、若干ですが戦略の余地があるので楽しめます。

ベーシックな金融教育にもなり、男女問わずおすすめのキッズゲームです。

 

www.krtek.ne.jp

 

お兄ちゃんになった長男が「僕もおっぱい飲みたい」と言った。

私も次男も経過は良好で、お世話になった産院を予定通り退院、家族4人での生活が始まりました。


何だかいつもとマロの様子が違う、と感じたのは退院後すぐ。わがままになり、言葉遣いも荒く、思い通りにいかないとものを投げる行動も目につきました。

私もイクメンも自身が第一子なので、下の子が出てきた時の葛藤はよーくよーく理解しているつもりでした。なので、妊娠中から第一子ファーストを心がけ、マロを無理矢理お兄ちゃんにしないことに心血を注いでいました
それでもやっぱり、彼の心は穏やかではないようでした。


赤ちゃんへの嫉妬そのものをなくすことはできませんが、何か親にできることがないか、マロと2人きりになって話してみました。
普段は弁が立つマロですが、気恥ずかしいのか、自分の葛藤を表現する語彙が足りないのか、言葉少なでした。いつもより小さな声で言葉にしてくれたことは2つ。


赤ちゃんはうるさいし、うるさくしても怒られないのが嫌だ。


そして、


僕もおっぱいを飲んでみたい。


「赤ちゃんがうるさい」と言う割に、マロは赤ちゃんのノイズを気にしている様子はありません。むしろ、泣いていると積極的に様子を伺っているようにも見えました。
「赤ちゃんばっかりずるい」という思いはもちろんあると思います。ただ、観察していると、それだけではないのかも?と思いました。
具体的には、赤ちゃんがぐずったときに、子どもの自分だけ為す術がないことに疎外感を覚えているようにも見えました

試しに、彼が能動的に興味を持ったタイミングで、赤ちゃんのお世話を手伝ってもらいました。すると自信がついたのか、マロは自分から赤ちゃんに関わることが増えてきました。

手伝ってもらう、とはいえ、実際は余計な手間と時間がかかるわけです。
3歳児のやる「お世話」なので、赤ちゃんは沐浴で顔に水をかけられたり、手を踏まれたり、散々な目にあっています。ただそこで水をさすと、マロが赤ちゃんと関わるのを避けてしまう気がするので、大目にみています。次男には気の毒ですが・・・。


「おっぱいを飲んでみたい」については、1回だけ飲ませて(なめさせて)あげました。「お・・・美味しい!」と言いつつ、その後二度とねだることはありませんでした。
こちらは赤ちゃんへの嫉妬というよりも、単純な好奇心だったようです。そして美味しくなかったようです。


私はマロと同じ長子として、精一杯彼に寄り添い、彼のペースで2人目の存在を受け止められるよう、ケアにつとめてきたつもりでした。

マロのことが大切であることを日々表現し、「お兄ちゃん」と呼ばないようにし、赤ちゃんに授乳中でもマロとの遊びを優先しています。
私自身が親にこうして欲しかった、と思いつくことをしているつもりだったのですが、それは若干空振りだったのかもしれません。彼はむしろ自分なりにお兄ちゃんになりたいようです。

私はといえば、下ができて親のアテンションが分散したことを、大学入学まで引きずっていました。小さな人間です。それと比べると、マロは健全な葛藤の過程を踏んでいるようです。

第二子次男(サラ太)が産まれました!

つい先日、第二子となる次男を出産しました。

予定日より2週間早かったですのですが、かなり大き目で、激痛の出産となりました。久しぶりの新生児を堪能していると、そんなこともすぐに忘れそうですが、でも間違いなく痛かったです。人間のお産って痛すぎやしませんかね。無痛分娩の技術ってもっと洗練されないんですかね・・・。

次男はまだ産まれて間もないですが、早速マロとは全く違う子の気配。これからの育児が楽しみです。
もうすでにおぼろげなのですが、今回の出産レポを残しておきます。


17時ごろ 

友人宅でのホームパーティ中に腹痛。食べ過ぎかな?と思いつつ一応陣痛時計を始動。


17時半  

約15分おきに痛みの波があるので、念のため酒くさいイクメンとマロを連れて帰宅。帰宅中にも10-15分おきの痛み。まだ歩行も会話もできる程度。


18時  

帰宅。間隔は10-15分のまま。迷いながら産院に電話。経産婦なので念のため来てくださいと言われ、陣痛タクシーを呼ぶ。


18時20分ごろ

電話から5分強で陣痛タクシー到着。「ビニールとバスタオルお持ちですか?」と言われ陣痛タクシー名乗りながら用意してねえのかよ、ただの迎車タクシーじゃねえかよ)と心の中で悪態をつきつつ、母親と乗りこむ。
酒くさいイクメンと爆睡しているマロは留守番。


19時ごろ

産院到着。タクシー内で痛みが強くなる。我慢はできるが、話しかけて欲しくなくなる程度。
すぐにLDRに入り、分娩台に座ったまま担当の助産師さんから妊娠歴等について問診を受ける。(カルテ見たらわかるでしょ・・・)と思いつつ、陣痛の合間に答える。


19時半ごろ

子宮口が4センチ空いており、このままお産になりそうだと言われる。陣痛の間隔はもはや覚えていない。母親に腰を押してもらうと気持ち楽になるので、お願いする。痛みは強いがまだ呼吸で何とか逃せる。


20時〜21時半

地獄の時間。回を重ねるごとに、一人目とは比べものにならないほどの激痛が押し寄せ、痛みがない間の意識が朦朧とする。
気に入った体位を模索しながら、

「痛いよー痛いよー。誰か助けて!」
「なんで私ばっかり・・・ひどいよ・・・」
「誰か代わってー!」
「いつ終わりますか?」

などと意味がありそうな言葉を紡いで気をそらす。
いよいよ痛みがMaxになってきて、怒りに似た感情が湧いてくる
自分だけが理不尽なほどの痛みに耐えていることに妙に腹が立ち、助産師さんの肩に噛み付いて痛みを逃すことを思いつく。これが不思議と気が紛れる。謝りながら齧り付くおばちゃんを「全然大丈夫ですよー」と笑顔で受け入れてくれた年下の助産師さんが女神様に見えた・・・。


22時ごろ

子宮口が全開だと告げられる。にわかにLDR内に人が集まってくる。ボロボロのメンタルの中で(終わりが見えた!)と思うも、「あとは破水すれば・・・」というようなことを言われる。
(ならば破水させてやる・・・!)と念を送りながら陣痛と一緒に叫ぶとプチンという音がして破水。


22時40分

次男爆誕頭と肩を出すところまでは自分でいきみ、後半は助産師さんが引っ張ってくれた。つるんと出て行く感覚があり、全ての痛みが終わる。
横目で次男の無事を確認。


マロのときは少し麻酔を入れたので、完全な自然分娩は今回が初めて。時間にして3時間半のいわゆる安産だったようですが、本当に本当に痛かったです
よく出産報告で、スッキリした顔のお母さん写ってるじゃないですか。あれ見ると涼しげで、一仕事終えました、くらいに見えますよね。でも実際はちょっと違う気がします。この世のものとは思えない痛みに蹂躙された人にしか辿り着けない、何かを悟った表情なんだと思います
私自身も、もう自然分娩なんてまっぴらごめんですが、経験としてやってみて良かったです。何だか生物として誇らしいことを成し遂げたような気分です。

 

何度か悲しい経験をしてきてやっと出会えた次男。他のどの子でもなく、彼が私たちのところへやってきてくれたことには何か意味がある気がします。

彼を妊娠している間、無性に体が欲していてサラダばかり食べていたので、サラ太と呼ぶことにします。マロの育児でうまくいったところを取り入れながら、違いを楽しんで行けたらと思います。