おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

【おもちゃレビュー】ニチガン社 くるくるスロープ

ベック社の『シロフォン付玉の塔』が欲しくて、息子に買ってあげたいなと思っていました。色とりどりの玉を転がすと、スロープを転がっていき、最後に階段状になっている鉄筋が鳴るというドイツのおもちゃの名品です。玉が不ぞろいになっていて、転がし方で音色が変わります。長く使えそうだし、大人でも楽しめそうなところも良いなと思い、夫に打診したのですが、「こんなに小さい玉がいっぱいあるなんて、絶対に飲み込む」と大反対されました。玉の塗料はなめても安全なものだし、もし誤飲しても便としてぽろっと出てくるんだよ、と説明したのですが、(何言ってんだこいつ)みたいな目で見られたので諦めました。

代わりに探して買ったスロープおもちゃがこの『くるくるスロープ』です。木製であることと手ごろな値段が決め手でした。

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値段

5,400円

良かった点

・塗装がしっかりしていて、ベロベロなめてもはげない。つくりもしっかりしている。

・スロープが長く、転がる様子を長く見ることができる。

・ボール、車、連結された車の3種類が付属している。1,2個なくしても遊べる。 

いまいちだった点

・写真には写っていないが、ボールがぎりぎり誤飲できそうなサイズ。口が大きいマロがなめているとハラハラする。口に入れなくなる年齢まで、ボールは親が管理しておいた方が良さそう。

・スロープにつかまり立ちすると、重みで倒れて危ない。

息子の反応

初めてボールを転がして見せたとき、興奮のあまりビクッと震えていました。そんな良いリアクションは最初だけだったのですが、自分で転がせるようになってからは、定期的に思い出したように遊んでいます。ずっと熱中しているというわけでもないのですが、カラカラという木の音も気に入ったようで、10分20分くらいは転がして眺めています。

最初はボールを乗せるところから始まり、車1台を正しく置いて転がせられるようになり、最終的に連結した車を真っ直ぐスロープに乗せられるようになりました。0歳から1歳にかけての進化が、このスロープを通じて感じられます。最近では、関係のないミニカーを乗せたりしていることもあります。何が転がりそうか理解し始めているようです。

付属の転がすものは3種類ありますが、総じて動きが単調で、反復して遊びたくなるようなおもちゃではないように感じます。もちろん個人差はあると思いますが、音が好きなマロには、金属製のシロフォンの付いた玉の塔の方が、もっと熱中してくれたんじゃないかなと思っています。とはいえ、転がす系のおもちゃ、いわゆるクーゲルバーンはひとつで良いと考えています。次に買うとすれば、キュボロのような自分で組み立ててスロープを作るようなおもちゃになると思います。

www.nocorp.co.jp

【絵本レビュー】『あかんべノンタン』(キヨノ サチコ)

夫が大好きだったと言うノンタン。20数年前のノンタンシリーズが、物持ちの良い義実家から送られてきました。その中の一冊です。中は得体の知れないシミや謎の落書きでいっぱいですが、読む分には支障ありません。

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ノンタンのことはもちろん知っていたのですが、大人になってから読んだのは初めてでした。ストーリーも覚えていないので、わくわくしながら息子とこの本を開きました。

あっかんべにはまったノンタンが、いろんな人にあっかんべをしてびっくりさせるストーリー。調子に乗ってどんどんエスカレートするのですが、最後には逆にあっかんべをされて逃げ帰ります。ここまでは勧善懲悪的でわかりやすいのですが、なんと最後のページで、一向に反省していないノンタンの姿が確認できるのです。

最後まで読んでオチに困惑している私をよそに、マロはたった一回の読み聞かせで「あっかんべ!」という言葉とポーズを覚えてしまいました。『あかんべノンタン』の表紙をみただけで「あっかんべ!」と言います。アンパンマンに匹敵するほどの、ノンタンの恐ろしいまでの訴求力を目の当たりにしました。夫の血なのか息子もノンタンが好きそうなので、ストーリーに疑問は残るものの他のシリーズも買ってみようと思います。

ところで、ノンタンのことを調べていたところ、手持ちのノンタンの本と作者名が変わっていることに気がつきました。そもそもは夫婦共同名義だったのが、離婚してノンタン著作権をめぐる泥沼裁判にもつれ込んでいたようです。(ノンタン絵本裁判) 結局妻側が勝ち、判決後に刷られたものは妻の単独名義になっているようでした。

子どもに愛されるノンタンのあかんべの裏には、大人の骨肉の争いがあったようです。

【おもちゃレビュー】トミカ折り紙/プラレール折り紙

三連休を使って、新幹線でちょっと遠出してきました。マロは飛行機で2時間以内なら何度か経験があるのですが、今回は在来線とあわせると片道4時間超の移動。しかも暴れたい盛りの1歳半ということで、色々と準備して臨みました。

移動中のおもちゃの中で、最も期待していたのがこれ。息子の大好きな列車と働くくるまの折り紙セットです。

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折るとこうなります。マロはまだ折れないので、私が代わりに折って渡しました。

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値段

各200円 

良かった点

・安い。なくしても惜しくない。子連れ移動中は細かい持ち物に気を配れないので、なくしても良いというのは重要。

・かさばらない。

いまいちだった点

・全体的におおざっぱなつくりで、5箇所くらい折っただけで出来上がり。その割りに折り方が分かりづらく、説明書がないと正しく折るのが難しい。

・開くと別の列車が現れるような仕掛けがあるが、シンプルすぎて中途半端。

息子の反応

最初に新幹線を作ってあげたのですが、「しんかんせん!」と喜んで手に取り、つかみはバッチリでした。私のイメージでは、それをあちこちに走らせて楽しんでくれる予定だったのですが、全然駄目でした。5秒後にはくちゃくちゃに丸めてポイッと床に捨てられました・・・。
よくよく考えると、既にプラレールを手にしている息子にとって、紙でできた平面の乗り物に興味を持てないのは当然かもしれません。大好きな電車や働くくるまなら、何でも喜んでくれると思っていた私が浅はかでした。マロはまだ子どもですが、子どもだましはいつまでも通用しません。
単に乗り物が描かれているという以外のお楽しみがなかったこともあり、この折り紙セットは一瞬でマロにごみと判断されてしまったようです。自分で折れるようになれば作る楽しみもあったと思いますが、まだ早かったようです。
移動中の間を持たせるという役目は果たしませんでしたが、折り紙は空間認識能力を鍛える上でとても良いおもちゃだと思っているので、皺をのばして後々また遊びたいと思います。

origami-noa.ocnk.net

【絵本レビュー】『やさいさん』(tupera tupera)

絵本を選びに行くと、自分が幼い頃にはなかった作品や知らなかった作家を見つけてわくわくすると同時に、30年の時の流れを感じます。tupera tuperaさんの作品もそのひとつ。しゃれた表紙を見ただけで、平成の産物だとわかります。昭和にはなかった絵柄です。

『やさいさん』は、区のセッティングしたママ会で会った方に教えてもらいました。マロはまだ6ヶ月でハイハイもままならなかったのですがが、その方のもっている『やさいさん』にしがみついて離れなかったので買ってみました。

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色々な野菜の地上部(いわゆる茎と葉の部分)が描かれているのですが、仕掛け絵本になっていて、めくると野菜が地下から「すっぽーん」と出現します。自分でめくって野菜が現れるギャップや、「すっぽーん」という音が、子どもの気に入るポイントなのだと思います。似たような仕掛け絵本がたくさんあるなかで、『やさいさん』の子どもからの人気は群を抜いているように感じます。人気の秘密は、その絵にもある気がします。現にマロは、その表紙だけで飛びついていました。

惹きつける絵で、子ども心をくすぐる仕掛けもあって、すっぽーんというオノマトペも入っていて。『やさいさん』はヒットする要素がてんこもりな作品だと思います。

個人的には盛り上がりどころがわからない絵本なのですが、息子が嬉しそうにめくっているので買ってよかったと思っています。少しでも勉強になればと思って、収穫した里芋を数えて数を教えてみたり、たまねぎは実は根っこではないという解説を挟んだりするのですが、マロはいまのところ聞いていません。どんどんめくってしまって「もっかい!」とリクエストしてきます。

【おもちゃレビュー】子ども銀行のお金

多くの子どもたち同様、マロも母親の財布で遊ぶのが大好きです。紙幣やカードを1枚1枚取り出してばら撒いたり、小銭入れをひっくり返したり。不思議なことに、夫の財布にはあまり興味がないようで、ほとんど触れません。どちらが財務係なのかきちんと把握しているようです。

お金で遊ぶのが不衛生に感じたので、百均で売っていた子ども銀行のお金を買ってみました。ついでに綿棒のケースに切り込みを入れて、コインが入るようにしました。貯金を覚えてくれればいいなという下心です。

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値段

2セット216円 

良かった点

・本物のお金よりも衛生的。なめても笑って見ていられる。

・本物のお金ではないので、破られても笑って見ていられる。

・とにかく安い。 

いまいちだった点

・程なくして価値がないものであることに気づき、親の財布の現金に戻ってくる。

・親の財布に紛れ込ませるという悪質ないたずらに使われる。レジでうっかり出して恥ずかしい思いをする。

息子の反応

造りが粗いこともあってか、残念ながらすぐに飽きてしまい、遊ばなくなってしまいました。

 やっぱり親が使っている本物の財布と現金が良いようで、私の財布を見つけると必ずと言っていいほど遊びます。紙幣やクレジットカードを次々に抜き取っては、「はい、どーじょ!」と笑顔で惜しみなく配ります。まるでブルネイ国王のような気前の良さです。
子ども銀行のお金の方は、ままごとの小道具にしたり、ひいてはファイナンス教育にも使えるかもしれないので、当分は捨てずにとっておくことにします。

【おもちゃレビュー】スイスイおえかきNEWカラフルシート

クレヨンを握れるようになり、お絵かきならぬ殴り書きを楽しむようになったマロ。ベージュのカーペットにがっつり赤いクレヨンをつけてくれました。掃除が大変だったので、汚れないお絵かきおもちゃを探して買ってみました。

このシートは水を含ませた付属のペンでかくと、下地の色が出てくると言う代物です。濡らして使えるスタンプとローラーもついています。

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カラフルシートという名前通り、もともとカラフルなシートであって、カラフルに描けるシートではありません。濡れるとこんな感じで四分割された下地の色が浮き出てくるだけなので、ペンで色を塗り分けることはできません。

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値段

2,500円 

良かった点

・ただの水なので、服についてもカーペットにこぼしても安心。

・付属のペンだけではなく、筆を使ったり、塗らした手を使ったりと、色々なタッチが楽しめる。

・乾かせば繰り返し使える。

・広いシートなので、大人も一緒に描いたり、友達と複数人で描くこともできる。

・畳めばコンパクトなので、狭い部屋でも収納に困らない。

いまいちだった点

・びしょびしょにすると、シートにしみができてとれなくなる。そして子どもは大体びしょびしょにする。

・ペン先の劣化が早く、しばらく使わないとパサパサになって書きづらくなる。ただ、ペン単品でも購入可能。

・下地が4色に配色されていることで、かえって描いた絵が見づらい。 

息子の反応

本当は、好きなだけ壁でも床でも汚しながらお絵かきを楽しんでほしいのですが、賃貸なのでかないません。その点では、このカラフルシートはなかなかいい働きをしてくれます。マロは付属のペンよりも百均で買った筆が気に入っていて、水を含ませた筆を振り回して、雫の痕跡を楽しんでいます。親にペンを渡し、「あんぱんぱん、あんぱんぱん」と、難題をつきつけることもあります。アンパンマンらしきものを描いてあげると、「あんぱんまーん!!」と裏声で叫びながら、大興奮でぐちゃぐちゃに塗りつぶします。男児は謎の行動が多いです。

もっとお絵かき欲が増してきたら、スペース的にも物足りないし、色も使いたくなりそうなので、楽しめる期間は長くないかもしれません。飽きた後は、文字を教えたりするのに使いたいと思っています。

www.suisui-oekaki.com

【絵本レビュー】『メイシーちゃんベッドに入ります』(ルーシー・カズンズ)

物持ちの良い義実家は、絵本も沢山とってあったようで、特に子どもたちが気に入っていたものを厳選してマロに送ってくれました。その中に入っていた一冊です。

ねずみのメイシーちゃんが、トイレに行ったり歯磨きをしたりと、寝る前の準備をして就寝するまでが描かれています。仕掛け絵本になっていて、マロが仕掛け絵本にハマるきっかけになりました。

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水道から水が出たり、トイレットペーパーを引き出せたり、メイシーちゃんに布団をかけられたり、大人でも楽しくなる仕掛けが各ページにあります。マロが気に入ってひっぱったりしたせいで、もうボロボロ。もう一冊買おうかと思っています。歯ブラシもむしられてしまって、エア歯磨きになっています。

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0~1歳だと、高確率で仕掛けを壊してしまい、仕掛け絵本は向かないとも言いますが、我が家ではちぎっても破ってもある程度好きにさせています。だめだと叱ると、「本を触ってはだめ」だと認識してしまい、絵本から離れてしまう場合もあると聞いたためです。絵本を破るのも、それはそれでその月齢なりの絵本との親しみ方だと考えています。大人になっても本を破るひとはあまりいないし、好きな絵本であればいずれ壊さないようになるはずです。今のうちは壊しても落書きしても、(絵本代がかさむ・・・)と思いつつも見守ることにしています。

最近は言葉が理解できるようになってきたので、「メイシーちゃんがかわいそうだよ」と言ったりして、少しずつ絵本を大事にすることを教えています。以前は絵本を開いたとたんに破りにかかっていたのですが、そんなことも減ってきました。

【おもちゃレビュー】ボーネルンド リングタワー(プラステン風おもちゃ)

マロが産まれたときに、出産祝いに妹からもらったのがこのおもちゃ。もらったときは正直、どうやって遊ぶおもちゃなのかわからず、しばらく押入れの奥にしまいこんでいました。ひとり遊びができるようになった1歳過ぎに引っ張り出したのですが、時間がたてばたつほど良さを実感するおもちゃです。有名なニック社のプラステンとは違いますが、よく似た棒差しおもちゃです。

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値段

5,000円(貰いもの)

良かった点

・遊び方が無限。子どもの数だけ遊び方がありそう。

・収納用の木箱がついている。

・木でできていて耐久性が高い。リング同士が触れるカチッという音も、木のおもちゃ独特で心地よい。 

いまいちだった点

・パーツが多く、なくしやすい。

・細長い棒のパーツがあるので小さな子どもには危険。一人では遊ばせにくい。 

息子の反応

1歳前後のころは、カラフルなリングをばら撒いたり、カチカチと打ち鳴らしたりして楽しんでいました。指先の細かい動きができるようになった最近では、台座に刺した棒にリングの穴を通して積み上げられるようになりました。色が分かるようになれば色別に積み上げてみたり、付属のサイコロ2種を使って様々なゲームができそうです。リングだけでもままごとのお金につかうこともできるし、足し算引き算の練習にも使えるようです。

このリングタワーのように、一見して遊び方がわからないようなおもちゃの方が、結果的に長く使えたりします。遊び方がわかりやすく、用途が限られたおもちゃは、すぐに飽きてしまう上に、子どもの想像力が育まれる機会を奪ってしまいます。大人はどう遊ぶのかわからないおもちゃでも、子どもは思いがけない遊び方を発明したりするものです。

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【おもちゃレビュー】カシオの電子ピアノ

マロが音に反応するようになったころ、楽器を導入することにしました。我が家では、なるべく子ども用のおもちゃ楽器ではなく、「楽器」として売られている、大人も使うようなものを与えるようにしています。おもちゃ楽器では音程が正確でなかったりしますし、耳には早期教育が重要なのではないかという仮説を立てているからです。

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値段

3,300円+電池代

良かった点

・値段が手ごろで、壊されても惜しくない。

・電池の持ちがかなり良い。1年近くたつがまだ電池交換していない。アダプターは別売りだがいらなかったかも。

・電子ピアノなので調律いらず。

・子どもでも運べる重さと大きさ。

・鍵盤の数が少なすぎない。

・内蔵メロディが10曲入っている。鍵盤の音色も豊富。100種類あるらしい。

いまいちだった点

・ボリュームのつまみが子どもでも簡単にスライドできるので、独りで遊ばせるとすぐに大音量になる。つまみを動かせないようにする工夫が必要。

・私も旦那も弾けないので、ピアノとしての本来の役割を果たすことが少ない。

息子の反応

ボタンを押すことを覚えた頃から、次々に内蔵メロディを鳴らしたり、音色を変えて鍵盤を叩いたりして楽しんでいます。最近では、気に入っているメロディに合わせて踊るようになりました。すぐに最大音量にしてしまう点を除けば、独りで安心して遊ばせられます。

 

私は3歳ごろから小学校高学年までピアノをやっていて、夫もエレクトーンを習っていたらしいのですが、今は2人とも全くと言っていいほど弾けません。この電子ピアノできらきら星しか弾いてあげられません。しかも悲しいことに、内蔵メロディに既にきらきら星が入っています・・・。

今のところ、マロにピアノを習わせることは考えていません。少なくとも私にとっては、ピアノを通じて得たものがあまりにも少なかったからです。
練習が不十分で叱られる→叱られるのでピアノが嫌になる→嫌なので練習しない→練習しないので行きたくなくなる、のスパイラルでした。ピアノに関して今の私に残っているのは、叱られて嫌だった記憶と、たどたどしいきらきら星くらいです。

最近読んだ『最後の秘境 東京藝大』のなかで、ピアノは嫌でたまらないけれども、幼い頃から続けていて自分と切り離せない、というピアノ科の生徒が出てきました。藝大に行くほどの人でもそう思うことがあるのだなと思いました。

マロがよほどやりたいと言えば別ですが、そうでなければピアノ以外を習わせたいと思っています。彼が「ピアノはもうやだ!」と投げ出しそうになったときに、投げ出した私には引き止めることができそうにないからです。

casio.jp

【絵本レビュー】ポプラディア大図鑑 『鉄道』

1歳を過ぎた頃から、「でんしゃ」に虜の息子。1歳半の彼の頭の中の半分以上は「でんしゃ」で占められていると思います。

朝起きると、一言目は「でんしゃ!」。保育園では列車のおもちゃで延々と遊んでいるようです。電車の写真を見せるだけで幸せそうに笑うし、走行している電車を見ると「でんしゃー!でんしゃー!」と興奮しながら近寄っていきます。

私にとっての電車は、単なる便利で細長い乗り物です。それのどこが、まだ1年と少ししか生きていない息子をここまで引きつけるのか、全くわかりません。

そんな鉄分高めのマロの寵愛を一身に受けているが、このポプラ社の鉄道図鑑です。

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値段

2,160円 

良かった点

・とにかく写真が豊富で情報量が多い。都内を走る電車から、長距離列車、新幹線、海外の鉄道まで、ありとあらゆる鉄道の写真が載っている。新幹線の車両構成や、線路のメンテナンス等の周辺情報も充実。

・携帯できるハンディ図鑑付き。ただし写真が小さいので、まだ息子には早そう。

いまいちだった点

・特になし。

息子の反応

この図鑑を渡しておけば、数十分は持ちます。「値段÷息子が遊んだ時間」で計算すると、間違いなくコストパフォーマンス最高の一品です。時刻表の作り方等、1歳児には到底必要なさそうな情報も含まれているのですが、それでもマロはぶつぶつと何事かをつぶやきながら、いくらでも眺めています。その熱中振りには恐怖すら感じます。が、何であれ好きなものを追求するのは良いことだと思っています。

電車以外にも興味を持ってもらおうとあれこれ試してみたのですが、今のところその努力は実っていません。電車の存在が圧倒的過ぎて勝ち目がありません。子どもの興味は誘導できないし、子育ては思い通りに行かない。この図鑑の前でしゃがみ込む息子を見ると、そう実感します。

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