おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

2児の母になって仕事ができなくなった私

最近仕事でくすぶっています。
自分のアウトプットの質の下がり方に。

 

独身自体は10の仕事を頼まれたら、11や12に色をつけて返すように心がけていました。マロが生まれたあとも、イクメンの多大な協力の下、なんとか安定的に11にして手渡すようにできていたと思います。

それがサラ太が産まれてからは、9でしかアウトプットできていない。自分でも9だと分かっていて出しています。
厳しい人には「何かもう一歩なんだよな」と指摘されます。
優しい人には「ありがとう!早いね!」と言われます。
もっと優しい人には「子ども2人いるのにすごいね」と言われます。

9のアウトプットを続けているせいで、自分の能力もストレッチしていないというか、成長を実感できていません。そんな仕事の仕方を変えたくて足掻いているのですが、そもそもなぜ、自分は母親になって仕事ができなくなってしまったのか。サボっているわけでもないのに。

 

そもそも実働が短い。
毎朝5時半に起きているのですが、子ども2人に自分を加えた3人分の支度をしていると、会社に着くのは8時半。独身のころは7時でした。

お迎えのために18時台に会社を出ます。もたもたするマロをどやしつけながら家に帰り、夕食を作って食べ、お風呂に入れて絵本を読んでドリルをし、寝かしつけます。ここで21時半。仕事の続きをして寝ます。0時くらい。

子どもがマロだけの頃は、イクメンやシッターさんに頼りながら20時まで仕事をしたり、そのあと飲みに行って仕事のヒントを得たりしていました。
それも子どもが2人になると、全くもって難しくなりました。

1人も2人もそんな変わらんやろ、と高をくくっていたのですが、体感としては大違いです。子どもが2人になって、夫婦の分業があいまいになった気がします。成長ステージが違う複数の自由電子の統制をとるために、一度分業を諦め、手が空いている人が各々気がついたことをやるスタイルになってしまいました。

マリオカートをやっていたはずなのに、ワニワニパニックが始まっているイメージ。とにかく忙しない。

子どもが2人になったことで、一気に団体感が出てきました。
マロだけのころは、庇護すべき存在が家にいるような感じでした。誤解を恐れずに言うと、ペットを飼っている方も同じような感覚かもしれません。
それが今は、思うように動いてくれないチームメイトが2人いる感じ。

 

実働が短くなったのみならず、いわゆる「名もない家事」で脳のキャパシティが食われているのも感じます。

シャンプーから牛乳からバナナから子ども服から、膨大な項目の在庫管理をしなければなりません。
「あれはまだあったっけ」「サイズまだ大丈夫かな」「ヨドバシの方が安いかも」と考えてネットを睨む時間が、日中そこそこあります。
よせばいいのに、おむつの単価まで電卓片手に計算しています。(増量パックやめてほしい。比べにくい。)

他にも土日のレジャー先を考えたり、習い事の情報収集をしたり。
どれも外注できない、見えにくい、でも家を回すために必要な家事です。

 

なかなか動いてくれないチームメイト2名、備品管理、職場環境の整備・・・。
これはもう中小企業に近しい。それも4名中2名しか働いてくれない中小企業。

私はフルタイムで雇用される傍ら、もう一社イケてない会社を経営しているのようなものではないか。
そう考えると、独身の時のようなアウトプットはそりゃ難しいか・・・、と思うに至ったのでした。
自分のことだけを考えていて良い人生は、とうに終わっているわけです。

 

もちろん、独身の時の激務の貯金で今があるわけですが、それを食い潰すだけのキャリアは受け入れがたい。もっと無理をして、自分ができることを増やして、たんまり稼ぎたい。
そのためには、今の仕事の仕方では駄目なのではないか、と思っています。

新卒以来ずっと、安定したクオリティの仕事を心がけていました。私の中ではそれがプロフェッショナルの定義でした。
もちろん11や12を出し続けられるならそれがベストですが、それが難しい今となっては、9を出し続けるよりは、7と13で緩急つけた方がまだいいかも?と考えてみたり。
基本忙しそうで7しか出てこないけど、たまにサプライズを生み出す人になるのもありかもしれない。

 

家庭と仕事の悩みは尽きることがなく、深まるばかり。