海外子ども服の沼。自分は粗衣でも子どもには上質な服を。
子どもには何かとお金がかかるものですが、衣装代も馬鹿になりません。
2,000円もあれば、大人のTシャツは選び放題。そんなファストファッション全盛の今の時代にあって、子ども服のプライシングには個人的に大いに疑問があります。
布の絶対量は少ないのに、大人の服顔負けのお値段。しかも光の速度でサイズアウト。
いまいち子ども服のマーケットって納得感がないんですよね。
縫製が甘かったり、異様に人と被ったり。あとはデザインにも物申したい。子ども服のデザインって酷すぎやしませんか?
私のようなおシャレ素人が言うのもなんですが。
アンパンマンつけとけばええんやろ、というキャラものは論外として、他のデザインもなかなかのもの。ガールズは色が薄ピンクか薄パープルに偏重。柄はプリンセスかユニコーン。
ボーイズは恐竜か乗り物のプリント。あとは無意味な英文、もしくはadidas等のスポーツブランドのロゴ。
うちは男児2人ですが、男児でもしゃれた服を着せることを心がけています。不思議なことに、それだけで愚息がどこぞのご令息みたいに見えるんですよ・・・。
息子たちにめちゃくちゃ腹が立ったときも、(あっ、こんな育ちの良さそうな子たちの母だった私)と我に返らせてくれる。上質な子ども服にはそんな一面もあったりなかったり。
じゃあそんな上質な子ども服はどこで買えるのか、というと、私は海外ブランドのものを個人輸入しています。国内ブランドは押し並べてデザインがスタイリッシュすぎるんですよね。私は海外ブランドの、ちょっと大人は着づらいくらいの抜け感のある雰囲気が好きです。
数ある海外ブランドのなかでも、よく買うのはスペインの子ども服です。フランスや北欧のものも良いんですが、「無いなー」という奇抜なデザインもあるので。その点スペインのブランドは、ユニセックスかつ着る子どもを選ばない印象です。
一番よく買うのはTINYCOTTONS
ここの子ども服は生地が抜群です。なめらかで皺になりにくい。毛羽立ったりよれたりもしにくいので、友達にお下がりして戻って来てもまだ着れます。デザインはポップでチャーミング。色もビビッドです。
最近日本語サイトが出来たのですが、同時にちょっと高くなりました。でもこのクオリティは他では手に入らないので、これからも買います。
次はみんな大好きBoBo Choses。日本でもおしゃれなセレクトショップには大体置いてありますね。
値段のわりにたまに縫製が荒いのが玉にキズ。tinyより生地も薄い気がします。でも一目でBoBoとわかるアーティスティックなデザインはさすがです。
定価だと割高感があるので、アウトレットやセール時にまとめて買っています。
最後は知る人ぞ知るPicnik。日本ではビームスに少しだけ取り扱いがあるようです。
生地はBoBoと似ていて、tinyには劣ります。くすみ系カラーが多く、シックに着られます。デザインも好みが分かれにくい。
Picnikは日本への送料無料ラインが180ユーロから200ユーロの間という謎レンジで、買い物がしにくいのが難点です。カートから出し入れしながら調整しています。
定価はboboやtinyと同様、Tシャツで30-40ユーロくらい。ただ、常時過去のシーズンのセールがやっています。セールで買った場合、関税込みで5-6割くらいの出来上がりになるので、Tシャツ1枚2,000-3,500円といったところでしょうか。
関税については、boboとtinyは受け取りの際に配達員さんに払っていますが、picnikはコンビニ支払い用紙が別途郵送されてきました。たまたまかな。
Tシャツ1枚2,000円〜3,500円くらいとなると、ユニクロやZARAの倍ですが、その価値はあります。倍以上耐久性もありますし、倍以上カワイイ。すなわち我が子が倍以上カワイく見える。
個人輸入の際に悩ましいのがサイズ選び。表示年齢を参考にすると失敗しますので、日本のセレクトショップのオンラインショップで、各ブランドの着丈だけ参考にしています。(すみませんいつか買います)
私がダボっと着せるのが好きなのと、長男自体が5歳にしては大きめなので7Yや8Yを買っています。
海外の子ども服は本当に可愛い。何も考えずにポチポチしていると500ユーロを超えてきます。金に糸目をつけないのであれば、思い切り子ども服を買ってみたいですね。自分の服なんてどうでもいい。海外子ども服はそんな沼です。
もちろん汚れても気にならない価格帯の子ども服は、また別のところで買っています。その話はまた追って。