おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

息子でテレビレス育児を実験中

息子が産まれてから、なるべくテレビや動画を見せないようにしてきました。お母さんといっしょもトーマスもアンパンマンも見せたことはありません。イクメンと相談して決めたコンテンツだけを、どうしても必要な時にだけ見せています。

私自身は、のべつまくなしにテレビがついている家庭で育ちました。もしテレビがなくて、テレビに割く時間を他のことにあてられたなら、自分はどれだけ立派になっていたのだろうと常々思っていました。
テレビを最低限にして育てたとしたら、子どもにどんな影響があるのかを単純に検証したい気持ちもありました。そして目の前にはテレビを見たことがないわが子・・・。実験しない手はない!と思ったのです。

まだ息子は2歳半です。実験はまだ途中で、テレビレスの効果かそうでないかを峻別するのは困難ですが、私がテレビレス育児をしていて良かったと思うのはこんなときです。

落ち着いた生活が送れている。
騒々しいテレビの音声が聞こえない生活は本当に最高です。アンパンマンマーチや、大げさな効果音、建設的ではない情報の洪水から自由に過ごせています。

言葉が早かった。
以前も書きましたが、テレビからの一方的な言葉のシャワーは、却って発語を遅くするという仮説を立てています。それが実証できたかは不明ですが、実際に息子の言語力には眼を見張るものがあります。息子は2歳半ですが、ほぼ対等に彼と充実した会話ができていて、毎日が刺激的です。イヤイヤに悩まされることもありません。

テレビが万能薬として機能する。
息子にとって、テレビは超特別な娯楽です。そうそう見せてもらえません。なので、ここぞ!というときテレビを見せると、何もかも解決するのです。
歯を磨きたがらないとき、着替えを嫌がるとき、公園から帰るのを嫌がるとき。極力会話で解決したいのですが、そんな時間もなく本当に困ったときに「じゃあ特別にテレビ見ながら〇〇しようか」「帰ってテレビ見よう」と提案すると、100%指示に従ってくれます。テレビが当たり前ではないからこそ、テレビが万能薬のように効果的であり続けているようです。

さらに副作用として、息子がテレビを超集中して見るようになったのも、テレビレスの効果だと思います。ほとんど見せてもらえないからこそ、見るときの集中力が尋常ではありません。声をかけるのをためらうほど、食い入るように見ます。そして、少し見ただけで内容をびっくりするほどよく覚えています。

テレビレスによってテレビへの集中力が増すのは想定外でしたが、それはそれで悪くないなと思っています。私はテレビが嫌なのではなく、何となくテレビを無目的に見る生活が嫌だっただけなのだと逆説的に気が付きました。

次は、息子に見せている番組について書きたいと思います。