おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

iPadをおもちゃとして認められない自分。

今年の連休は、我が家は1歳7ヶ月の息子を連れてドライブ旅行でした。動きたい盛りの息子を連れての大移動だったので、備えとして眠っていたiPadを充電して持って行きました。

今までマロには、ガジェット類を触らせないようにしてきました。子どもがそういったものを食い入るように見ている姿を見ると、得体の知れない不安に駆られてしまうからです。機械に子守をさせているようで、罪悪感を覚えるのかもしれません。子どものためではなくて、自分のためにそういったものを育児から遠ざけてきました。一方で、その威力は噂に聞いていたので、そのうち息子に大人しくしてもらわなければならない機会が来たら解禁しようと思っていました。

ロングドライブの道中、ついにその時とiPadを取り出し、お絵かきアプリを起動して渡してみました。お絵かきすると効果音まで鳴る代物です。生まれて初めてのiPadに、マロは興味深そうにスクリーンをなぞり始めました。よしよしと思って見ていたのですが、しばらくするとイライラし始めました。広告が出て中断されたり、すぐにスクリーンが一杯になるのが不快なようでした。広告を消して、スクリーンを消すボタンを教えると、また熱中し始めました。音も気に入ったらしく、ピコピコと鳴らしながら描いては消し描いては消し、を繰り返していました。ところが、それを横で見ている私の心はざわつき始めます。

彼は、音と画面のリアションが面白くてピコピコしているようでした。それは、能動的な遊び方ではないように見えました。単調な作業にのめりこむ息子の姿に、(こんなもんお絵かきじゃなくてパチンコやないかい)と耐えかねて途中でiPadを取り上げました。すると、iPadを渡す前よりも激しく愚図りました・・・。

結局、iPadを出したことによって、マロはイライラして一層機嫌が悪くなりました。夢中になっているときは静かですが、それはものの数分に過ぎないし、しかも横で見ている私は何だか不安で静観できません。
使い方や入れるアプリによっては優秀な道具になることはわかっているのですが、他でもない親の私が、まだiPadをおもちゃとして認めていないらしいことに気が付きました。やはり我が家はしばらくはガジェット無しで行こうと決めた出来事でした。