おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

昇進しました。

サラリーマンの階段を一歩上がりました。日本の会社でいうところの、部長相当になりました。この業界に入ったころは、このステージまで来るとは夢にも思っていませんでした。まず、10年以上もクビにならずにやってこれたなんて自分でも驚きです。
もともと興味がなかった業界に入ったこともあり、私は出来の悪い社会人でした。上司にもそう言われ続け、自分はダメな人間なんだと今でも思っています。
それでもここまでこれたのは、単純にタイミングだったと思います。
私が社会人になった十数年前、世の中は頑張る女性に好意的でした。チャンスは平等に与えられ、私も「差別もしないけど区別もしない」と言い切る上司のもとで、プライベートも睡眠も健康も犠牲にしてゴリゴリ働きました。それが評価される時勢でした。
それがここ数年で激変したことを肌で感じています。残業が問題視されて働き方改革が行われました。保育園問題がフォーカスされ、ワーキングマザーの声が大きくなりました。
私はたまたまその間に結婚と出産を経て職場復帰しました。私の会社にはフロント業務に従事するワーキングマザーが少なく、自分は会社にとってちょうど良いロールモデル候補だったようです。表現を選ばずに言うと、ワーキングマザーという下駄があっての昇進だった気がします。
一方で、独身者や子どものいない社員への皺寄せというか無関心さが目に付きます。個別に話を聞くと、フラストレーションを抱えたまま、それを言えずに激務を続けている人も少なくありません。その点で、昇進は嬉しいながらも複雑です。これからもなるべく彼らに負担をかけないように心がけようと思っています。私の仕事面での次の目標は『一緒に働きたいワーキングマザー』です。