おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

【絵本レビュー】2歳で少しだけアナログ時計が読めるようになった(時計の絵本)

息子とお風呂に入るとき、あがるまえにくもんの表を指差して数を数えるようにしています。その成果か、数字とその読みが一致させられるようになってきました。同時に、数字がぐるりと並んだ時計の存在に興味がでてきたようで、「時計みせて」「いまなんじ?」と頻繁に聞いてくるようになりました。
今日は時計にまつわる絵本3冊の紹介です。
私もマロも大好きなのがこれ。『プータンいまなんじ?』です。

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時計を実際に動かしながら、おばあちゃんが来るのを待ちわびるプータンの1日を追います。子どもにとって身近な場面設定も良いですし、プータンの生活サイクルが、7時起きで8時半就寝なのも現実的で良いです。
時計は短針が長針と連動して動くようになっているのはいいのですが、反時計回りにも回せてしまうのがちょっと残念。時間とは不可逆なものです。

息子には全く受けなかったのがこちら。『とけいのえほん』

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ひたすらこんな感じで時計と数字が出てくるだけ。「いちじ、にじ、さんじ、」と読み上げながらページをめくると、マロは「ちゃんと読んでー!!」と激怒。 読んでるのに・・・。

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3冊目は『とけいのほん』。まだ1しか読んでいませんが、2もあります。擬人化した長針と短針が自ら、時計の読み方を詳しく教えてくれます。

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ストーリーは特になく、本当に説明に徹していて、読み聞かせる側は正直楽しくありません。当然ながら私には分かりきっていることを長々と書いてあるので、退屈です。
一方でマロはこの本が大好き。そして、確かにこの『とけいのほん』を読めば読むほど徐々に時計が読めるようになってきており、今では短針の示す時間は言えるようになりました。手ごたえを感じ、1も2も買ってしまいました。

時計に興味をもってくれたことで、息子は行動の切り替えができるようになりました。熱心に遊んでいても「ほら、時計みて、もう9時だよ、寝る時間だよ」と声をかけると、自分で時計を見て途中でやめることができます。

スマホ社会においては、デジタル時計さえ読めれば特に困ることはないのかもしれません。それでもアナログ時計がなくなることはないでしょう。過ぎた時間と残りの時間を直感的に把握できるからです。どんなにテクノロジーが進んでも、アナログ時計を読めなくてもよくなる日は、私は来ないと思っています。