おもちゃと3歳児とイクメンとの生活

かわいい息子で実験育児

【絵本レビュー】いつまでも読み聞かせたい『のっぽのスイブル155』(こもりまこと)

今回は私も息子も大好きな、こもりまことさんの絵本の紹介です。最近読んだ『のっぽのスイブル』がとっても良かったです。

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長い間使われずに眠っていた建機のスイブルが、ある日おじさんたちに連れ出されて整備されます。整備場では、他の建機とあまりに見た目が違うことで、スイブルは気まずい思いをします。整備されて連れて行かれた川で水に入った瞬間、自分が世界でも珍しい、水陸両用ブルドーザーであることを思い出す、というストーリーです。

絵本の最後に、この『のっぽのスイブル』が実話に基づいていることが明かされています。東日本大震災で崩壊した港や橋の復旧のため、数十年前に製造した水陸両用ブルドーザーのうちの一台を、コマツが特別に修理。ほぼ新品の状態にして、被災地の復興に役立てました。

この絵本を読むまで、そんなことがあったことすら私は知りませんでした。それを知って読むと、ところどころ、絵本の中に震災の気配が描かれていることが分かります。2歳の息子は、今は単純に大好きな働く車の絵本として楽しんでいます。2011年に起こった震災のことは当然知りません。この『のっぽのスイブル155』を通じて、いつか教えられたらと思っています。

こもりまことさんの絵本は、ストーリーのみならず絵も素晴らしいです。こちらは別の絵本の1ページですが、このモーターグレーダーの美しさ!色気すら感じます。働く車好きなら、ぜひ手に取ってみてほしい作家さんです。

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