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【絵本レビュー】トンネルの絵本『でんしゃでいこう』(間瀬なおかた)

無類のトンネル好きの息子に、トンネルが出てくる絵本をと思って買いました。

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2両編成の電車が、田舎の雪道や山道をデデデンドドドンと走行します。どのページにもトンネルがあり、実際ページに穴も空いています。めくると、ゴーッとトンネルの中に入ります。

どこか垢抜けない絵と優しい色合いの絵のおかげで、繰り返し読まされてもうんざりしません。走行音も、デデドド、デデンゴー、と変化に富んでいます。膝にマロを乗せながら走行音にあわせて揺らすと、ニヤリと喜びます。

雪景色から花畑、海辺へと次々に景色が変わるのですが、不思議と唐突な感じはしません。間にトンネルを挟むからだと思います。トンネルは異世界との繋ぎの役割を果たしています。『トンネルを抜けると雪国であった。』とは実に名文です。

奥行きのある景色の中で、生き生きとした人の姿や動物が細やかに描かれていて、マロは知っているものを見つけては指をさします。

この本のすごいのは、読み終わったあと、後ろから『でんしゃでかえろう』としても読めるところです。ポップアップ絵本だけが仕掛け絵本ではないのだなと思いました。