おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

【絵本レビュー】『いろいろバス』(tsupera tsupera)

息子が「バス」と言えるようになったころで、バスにまつわる絵本を探していました。そのときに『いろいろバス』を見つけ、マロの好きな『やさいさん』のtsupera tsuperaさん作だったので即決しました。これは出会えてよかった絵本のひとつです。

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タイトルの通り、カラフルなバスがやってきて、そのバスと同じ色の生き物や食べ物が次々に乗降する絵本です。赤いバスにはトマト、黄色いバスにはオムレツ、といった具合です。(このサイズは乗らないやろー)(こんなん乗せられたら他の客迷惑やろー)などと突っ込みたくなるようなものが、賑やかにバスに集まってきます。

この本のポイントのひとつは、その魅力的な色使いにあります。例えばトマトの赤とタコの赤は、異なるテクスチャと色合いの布地で描かれていて、そのことでとても生き生きとして見えます。最後の方に、バスと乗客が集まっている見開きのページがあるのですが、乗客のひとりひとり?ひとつひとつ?がカラフルで凝っていて、ついつい見入ってしまいます。マロもこのクライマックスが好きで、「きいんさん(=きりんさん)」「ぺんぺん(=ペンギン)」「こわい(=蜘蛛)」などと言いながら指差しています。

最近のマロは「いろいろいろいろ・・・いろいろいろ・・・」とこの本を持って近づいてきます。そろそろ色と色の名前をリンクさせて教えたいと思っていたので、その点でも使える絵本です。

気になるのが、『いろいろバス』には青色が登場しない点です。なぜ三原色揃えずにピンクが選ばれたのか。綺麗な色使いの青が見たかったなと思います。