おもちゃと5歳児と2歳児とイクメンとの生活

かわいい息子たちで実験育児

【絵本レビュー】『Dear Zoo』(Rod Cambell)

息子をバイリンガルにしたい、とまでは思っていませんが、英語に対する抵抗感を持たないでいて欲しいなと思っています。それは別に将来的なスキルのためではありません。多様なインプットの経路を持っておくことで、価値観を豊かにしてほしいからです。同じ事件のニュースでも、和文と英文だと全くニュアンスが異なることがよくあります。時には正反対のことが書かれていることもあります。情報が安い時代だからこそ、両方を読解して自分で判断できる人間になってくれたらと思っています。

とはいえ、インターナショナルスクールの類は、家計的にも時間的にも我が家には現実的ではありません。家でできる範囲で英語に触れてもらいたいと、日々試行錯誤しています。

仕掛け絵本が大好きなマロに、手始めに英語の仕掛け絵本でも、と思って買ってみたのが『Dear Zoo』です。

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ペットが欲しいと思っている子どものもとに、動物園から様々な動物が送られてくるストーリーです。巨大すぎたり、獰猛すぎたり、重すぎたり、なかなかこれというものが送られてこないのですが、最後にはぴったりの動物がプレゼントされます。籠や檻がフラップになっていて、めくると中に入った動物が登場します。仕掛けはフラップだけなのですが、横に開けたり上に開けたり、細かい変化がつけられています。小さな子どもでも操作しやすく、厚紙で丈夫にできているのでなかなか壊されません。

展開がリズミカルでオチもほっこりする良い絵本なのですが、マロはいつも塩リアクションです。オーバーな読み方をしても塩。マロは動物に関心がないので、仕方ないのかもしれません。登場する動物の大きさや性質について、何の前提知識もないので面白みを感じられないのでしょう。またいずれ動物に関する知識がついてきたら興味を持ってくれるかもしれません。